【仙台穴場的桜の名所2022】その4~泉区 松森城(鶴ヶ城)跡~

おでかけ

絶好のお花見日和に、究極の穴場を堪能したユーホーです。

穴場スポットの条件は、①駐車スペースが狭い、②トイレがない、以上。

人を寄せ付けない雰囲気なのに、行ってみたらすごかったのが、ここ松森城跡でした。

みちのく動物霊園へ入っていく細い道を上っていくと、駐車場に突き当ります。

十数台分あるのですが、一つのスペースが長さ足りないというか…両側満車だったら出入り厳しいです。

大きい車だと、2台分のスペースを使って横向きに停めたほうが(一見してマナー違反に思われますけど)無難かもしれません。

*駐車場の設置看板より

中世の典型的な山城です。鶴の翼に形状が似ていることから別名鶴ヶ城とも呼ばれています。

この地は、謎の一族国分氏の所領であり、伊達政宗公に滅ぼされることになる最後の城主17代国分盛重が、小泉城から移り住み居住しました。

この盛重という人は、伊達晴宗(政宗公の祖父)の五子で、国分家の養子となっています。

つまり政宗公の叔父にあたるので、政宗公は叔父さんを滅ぼして支配下に置いたのです。

鬼門ライン上

現在の青葉城址も元々は国分氏の城がありましたが、そこから正確な鬼門方位に、この城跡があります。

城下の六芒星でいうと、青葉城の鬼門は東照宮(国分氏の時代には天神社)、その先の鬼門ライン上に松森城が乗っています。

六芒星の中心を貫くグランドクロスの東西ライン上にも、国分氏ゆかりの寺や館跡がありますので、仙台城下建設の基本となるレイラインは、中世から国分氏によって築かれていたことがわかってきます。

本丸跡

駐車場から5~6分で上り切ると平場があり、ここが本丸跡です。

仙台平野が一望でき、多賀城、塩竃方面まで見渡せます。

この場所に、どのような建物が築かれたのか、麓の城下町での生活はどんなだったのか、史料が乏しく想像するのもむずかしい。

 

ここでお弁当を広げたい気分になりますが、トイレがないので長居はできません。

この日は日曜日でしたが、それでも人はまばらで、平日ならこの桜を独り占めできると思います。

究極の穴場と言うより、秘境感漂ってます。

木の本数が多いのでボリューム満点、見応えがあります。

ひとりになりたい方や、城マニアへ超おすすめスポットです。

撮影日は4/17で、満開でしたからあと数日は見頃かと思います。

松森城跡:泉区松森内町

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