『老舗』
その一言に酒心をくすぐられてしまう飲兵衛は多いはず。
こんにちわ。酒場を愛するHANAです。
今宵暖簾をくぐったのは、国分町最古のお寿司屋さんである与五郎寿司本店さん。
看板に掲げられた創業大正10年の一文が、その歴史を語りかけてきます。
歴史も味になる。老舗の肴でいざ乾杯と参りましょう。
乾杯に頂いたのは瓶ビール。
よく冷えたビアタングラスが嬉しい。
落ち着いた店内の雰囲気を味わいながら、お通しの蛍烏賊沖漬に、ビールが進みます。
さてと、先ずは刺し盛りを。
女性でも一口で頂ける細やかな心遣いを感じられる美しい盛付けです。
次は天盛りをお願いします。
お寿司屋さんで頂く天麩羅は、大御馳走です。小気味良い衣をまとった天麩羅に、芋焼酎がしっくりときます。
名物と掲げられた玉子焼きもお願いいたします。
その姿はまるで酒場の宝石。目を奪われるほど鮮やかな黄金色に目からも幸せが味わえます。
此処はお寿司屋さん。
やはり最後は伝統ある江戸前寿司を堪能せずには終われません。
まずは白身をお任せで。ほんのり暖かさをまとったシャリが白身の脂と相まって格別な旨さです。
お次は青魚をお願いします。
青魚が放つ独特の艶やかな輝きは、頂く前からゴクリと喉が鳴ります。
お勧めに掲げられていた『三海宝』も是非いただきたいところ。
これは贅沢な逸品。軍艦の上にのるネタは、雲丹にトロ、そしてイクラ。
海苔の風味も加わって、極上の味わいです。
大好物の穴子は塩とツメで。
ふわりとほぐれるこの美味しさは、江戸前寿司の真骨頂でしょう。
まだまだいただきたいところですが、〆に大トロをお願いします。
とろけるという言葉は大トロのために存在するのではないかと思うほど美味しい一貫です。
美味しい肴たちに名残惜しい気持ちを感じながらもご馳走様でした。
終始落ち着いた雰囲気の中、丁寧な接客に心地良い時間を。そして与五郎寿司さんの掲げる『眼楽舌喜』(眼で見て楽しみ、舌が喜ぶ)堪能させていただきました。
美味しい肴にお酒がクイッと進んで、今回は6,000円程のお会計となりましたが、宴会コースは5,000円から。ランチは1,000円以内で楽しめます。老舗寿司店でありながら、肩肘張らずお財布に優しいのもまた嬉しいですね。
皆様も是非、仙台の誇る老舗寿司屋で、普段使いから特別なひと時まで、幅広くご利用なさってみてはいかがでしょうか。
店名:与五郎寿司本店
ジャンル:寿司、和食、魚料理
住所:宮城県仙台市青葉区国分町2-15-20 与五郎ビル1F
営業時間:【平日・土】ランチ 11:30~14:00 (L.O.13:45)
【平日・土】ディナー 17:00~22:00 (L.O.21:30)
定休日:日曜日[月曜が連休の場合は日曜は営業]
参考:ヒトサラ・食べログ