一度は行きたい大崎の週末そば屋さん ~愉多工房(ゆたこうぼう)~

おでかけ

こんにちは、キッドです。みなさん昨日の台風は大丈夫でしたでしょうか。オフィスから見える広瀬川の水位が上がっているようなので、しばらくは近づかない方がいいかもしれませんね。折れた木など、上からの落下物にもご注意ください。

さて本日ご紹介したいのは、先日の吹上高原キャンプ場の帰り道に立ち寄った週末にだけ営業されているお蕎麦屋さんとなります。

店名:愉多工房(ゆたこうぼう)
電話番号:0229-72-0972
住所:宮城県大崎市岩出山上野目字下橋本37-3
参考:食べログ

場所は岩出山バイパス47号線を古川方面へ向かい、上野目交差点を右側へ田んぼ道を進んだ先にあります。近くには「感覚ミュージアム」という体感型ミュージアムがあります。



田んぼ道を道沿いに進んでいくと、その先に味のある建物が見えてきます。初めて来た時は、やっと出会えたと嬉しくなったのを覚えています。



お店のご主人は平日は家具作りをされ、週末にだけ美味しいお蕎麦を振る舞っているそうです。”週末そば屋”っていう言葉、なんだかワクワクするのは私だけですか♪



お店の前には、手押し井戸ポンプがあります。となりのトトロのさつきとめいを思い出して、レバーを引いてみると水が出ました!!現役の井戸ポンプだったようです。勝手に使ってすみません。。でもちょっと興奮しました。うふふっ



入口のステンドグラスが可愛いですね。何気にドアのストッパー代わりに石臼が置かれています。さすがはお蕎麦屋さん。

この日は混雑を回避する為にも、オープン時間の11時過ぎぐらいにお店に入りました。一番乗りと思いきや、もうすでに1組のお客さんがいらっしゃいます。店内は木造作りでご主人が作られたテーブルや椅子が所々にあって、落ち着いた素敵な感じ。席は大きなテーブル席とカウンター席で10席程となります。中央には薪ストーブもあって、冬の雰囲気も良さそうですね。



この日はカウンター席にみんなで横一列に座りました。メニューはこちらになります。愉多工房さんでは、一年を通して冷たい板蕎麦のみの提供となります。大盛りはなく、そば追加を頼むことで量を調整されてください。混み合ってから追加注文をするのは気が引けるので、先に頼んでおくことをオススメします。



席に着くと、まずはご主人が手際よくナスのお漬物を出してくれます。程よい漬け具合でとても美味しいです。蕎麦茶もすすり、ほっとしますね。



次に蕎麦のおつゆと薬味が運ばれてきます。愉多工房さんではワサビではなく、薬味として辛み大根と新潟のかんずりが添えられています。(かんずりとは



お蕎麦の前には、ぜひ食べて欲しい一品はこちら。”あげねっけ”という、蕎麦がきを油で揚げ塩を振ったものになります。表面はカリ、中はモチっと。素朴な味付けで蕎麦の風味を感じられ、いつまでも食べられます。思わずクセになりそう。必ずチェック♪



お待ちかねのお蕎麦がやってきました。こちらは細打ちとなります。



とても美味しそうですね。十割蕎麦特有の色の濃さ。個人的には更科蕎麦よりも、こちらのタイプが好みです。早速頂きましょう。口に入れた瞬間に蕎麦の香りが広がります。固さもちょうど良く、ガシガシと心地よい食感。噛むほどに蕎麦の甘みを感じられる味わいです。蕎麦のおつゆは甘さ控えめでカツオ出汁を強く感じ、蕎麦の味をより引き立ててくれます。

改めて思います、お蕎麦って本当に美味しいな~♪薬味の辛み大根やかんずりをちょっと添えて、味に変化を加えて食べてもいい感じ。蕎麦湯もトロトロで最後まで思う存分楽しむことが出来ます。この感動はぜひご自身でお確かめください。



食後には、もちろんそばプリンを食べないと帰れません。甘さ控えめのプリンと手作りジャム、黒蜜との相性は抜群です。この日はいくつかのジャムの中から、ルバームジャムをお願いしました。ハーブのような香りと酸味、甘みとのバランスが良くとても美味しかったです。ルバームとは、シベリア南部原産の毎年育つ多年草で野菜の一種だそうです。茎の部分は酸味が強く砂糖との相性が良い為、ジャムなどで食べられることが多いようですね。他にはイチジクのジャムもあって一口もらいましたが、種のツブツブが良い食感でこれまた美味しい~。

お蕎麦はもちろんのことお漬物やあげねっけ、そばプリンなど一つ一つの料理がとても美味しくて、体中が喜んでいるようです。お店が混んでいない時には、カウンター席に座ると気さくなご主人からいろんなことが聞けるかも。

大崎にお立ち寄りの際は、ぜひ行ってみてください。お店はご主人一人なので、多少の待ち時間はご自愛くださいね♪♪

店名:愉多工房(ゆたこうぼう)
電話番号:0229-72-0972
住所:宮城県大崎市岩出山上野目字下橋本37-3
参考:食べログ