噂には聞いていたけど
生食パイナップルの、あの独特なイガイガ感がちょっと苦手なユーホーです。
日本で食べられているパイナップルは、ほとんどがフィリピン産でしょう。
皮が硬くて厚く、包丁に体重をかけて割ったら芯を取り除いて皮を剥き、一口サイズにザクザク切って、皿に盛って…ハァハァ (←カボチャに近い手間)
普段の買い物で、一個丸ごとカゴに入れることは、そういえば一度も無いかも。
時々無性に食べたくなったら”缶詰”で十分でした。
この台湾産パイナッポーは、包丁がスっと入ってサクっと切れます。
お年寄りでも力要りません。(←高齢の母親にさばかせた)
そしてなんといっても、芯が柔らかく(というか芯が無い!?)甘くて美味しいのです。
だから、捨てるのは葉っぱの部分と皮だけで、ゴミが少なくて済みます。
上下をサクっと切り落としましたが、葉の部分を持ってクルリと回すとスポっと簡単に抜けるみたいです。
↓この量で1/4なので、1個だとかなり食べ応えあります。
酸味が少なく水分が多くて、甘ーーーい!
だけど、後を引く甘ったるさではありません。
柔らかくて繊維も口に残りません。
あのイガイガチクチク感もまるでありません。
色も鮮やかできれい。見るからに美味しそうとはこのことですね。
台日の架け橋となるフルーツ
こんな美味しいパイナッポ―を初めて食べましたが、なぜ今日本上陸かというと、今までは台湾産の97%が、中国へ輸出されていたようです。
それが今年の2月、中台対立を背景に中国が台湾産パイナップルの輸入停止を通告したんですね。
台湾は、中国からの経済制裁で窮地に陥ったのですが、諸外国が動き出し救いの手が次々と差し伸べられ、日本でも大手のスーパーが取り扱いを大量に開始した、という経緯です。
日本と台湾が、東日本大震災時に強い絆で結ばれたことは、私たちの記憶に深く刻まれました。
10年前、台湾から「義援金200億円」が届き、日本に直接赴いて数多くの被災地支援を行ってくれました。
それ以降日本人は、台湾という国と親日感情を知ることになり、今回は台湾の危機を救うべくSNS上でも、拡販支援の輪が広がっているようです。
南仙台界隈では、東中田のウジエとヤマザワで売っていました。1個800円くらい。
4月頃から3か月くらいが旬ということで、この時期お勧めのフルーツです。
冷凍パインにしても絶対美味しいだろうなぁ。
参照記事:日本各地に拡がる台湾産パイナップル拡販支援の輪 | nippon.com