①盛岡の保護猫施設を視察してきた~譲渡型保護ねこカフェ もりねこ

おでかけ

 

NPO法人ペット終活サポートネット宮城が運営する『ペット共生勉強会』で、前回の宮城県丸森町に続き、岩手県盛岡市の保護猫施設を視察してきました。

猫と地域起こし!まるもふ猫神プロジェクト【丸森町シリーズ】

『ペット終活フェア!10/9』~NPOペット終活サポートネット宮城

認定NPO法人 もりねこが運営する『保護ねこカフェもりねこ』

盛岡駅前から徒歩圏内のビルの2階にある、飼い主のいない保護猫中心の「譲渡型ねこカフェ」にお邪魔してきました。

NPO法人の理事長でねこカフェの店長でもある工藤幸枝氏にお話を伺いました。

さむいさむい 東北の冬

うちの猫はおうちの中で、こんなにも幸せそうなのに

外にはおうちのない野良猫がいる。

野良猫だから外にいるのが当たり前?

ちがう、当たり前でいいはずがない。

かわいそうとエサをあげる人がいる。どんどん増えて面倒が見られなくなる。

行き場のない不幸な猫を増やさないために、避妊去勢手術をしなければならない。

だけど、手術が済んだ猫を外に戻すことがゴールではなく、

すべてのねこたちにあたたかい家族を・・・

こうしてできたのが保護ねこカフェもりねこです。~HPより

猫好きなら、野良猫が過酷な環境下で生き残れる子はごくわずか、ということを知っています。

猫も人もしあわせな社会を願うものの、猫を保護して飼うことくらいしか私たちにはできない。

ここでは、保健所などから引き取った猫たちを新しい飼い主につなげる保護猫カフェと、キャットシェルターを運営しています。

工藤氏の実行力は、NPOを立ち上げ、行政との協力・協働活動を通じて、人間側の意識を変える働きかけにまで取り組んでいます。

部屋に入ると、人懐こい猫たちがワラワラと足元に寄ってきてくれました。

ほとんどが15歳以上のシニア猫。もちろん譲渡対象猫様たちです。

猫好きならわかる、高齢猫様たちに漂う独特の空気感、見ているだけで癒されます。

保健所では殺処分の対象となってしまうFIV(猫エイズ)キャリアや、からだにハンディを抱えた猫たちもケアしています。

毎日専門のスタッフが一匹一匹の健康状態をチェックしながらお世話をしています。

徹底した清掃、消毒を行い、施設内は猫も人も快適に過ごせます。

明るく広々とした店内では、お茶を飲みながら猫とたわむれ、新しい家族となる相談もできます。

譲渡後も継続してサポートしてくれるので、安心して猫様をお迎えできるでしょう。

 

終生預りボランティアさん募集中!

もりねこでは、譲渡の他にも、終生預りボランティアさんも募集しています。

さまざまな理由で譲渡が難しい猫たちに、「終の棲家」を提供することにやりがいを感じられる方、飼育環境が整っている方なら、単身でもシニアでもOKというのがうれしいじゃありませんか。

ごはん、トイレ、他日用品などはボラさん負担となりますが、必要に応じて、医療費などは支給されるケースもあります。

定期的な近況報告(月イチ)もお願いしています。

 

もりねこたすけあい制度

飼い主の万が一の時に、飼い主やその家族からの依頼で入ってくる子を受け入れ、新しい家族に譲渡する、というシステムができました。

こちらは月額3300円(1匹追加につき+2200円)で継続で支援する、他にも加入条件があるので直接お問合せください。

今年11年目を迎えたもりねこさんですが、よくできてるな~と感心させられるアイディアと実践・運営に、ねこもひともしあわせな社会が見えてきました。

施設内にはかわいいねこグッズが所狭しと販売されています。

ネットショップはコチラ https://morineko.stores.jp/

ねこたちをしあわせにする仲間になるためには

1、寄付をする、会員になる

2、時間の寄付(ねこのお世話ボランティア)

3、物品の寄付(店頭や郵送での支援物資)

等があります。詳しくはお問い合わせください。

   

■保護ねこカフェもりねこ

HP https://www.morineko.org/

mail info@morineko.org

〒020-0024 岩手県盛岡市菜園2丁目6-6 三栄ビル2F ℡ 019-613-7773

営業時間 12:00~18:00(水・木 定休)

このあと、もりねこから独立したシニア猫の終生預り施設「老ねこケアホーム しっぽのおうち」におじゃましてきました。

~次記事へつづく

『ペット終活フェア!10/9』~NPOペット終活サポートネット宮城