こんにちは、斉藤さんです。
宮城を代表する海産物“ホヤ”。なんと全国に流通するうちの80%が宮城県産なのだとか。その形から海のパイナップルとも呼ばれ、独特の風味から珍味としても名高いです。新鮮なホヤは苦みもなく、甘みがあって本当に美味しい。
……ところでホヤはお嫌いですか?
個人的には独特の味で大好きなのですが、人によって好き嫌いがはっきりと分かれるのもまた事実。生ホヤを初めて食べて、何とも言えない味に驚愕した方も少なくはないと思います。中にはあの見た目がすでにアウトな方も。
そこで今回は、そんなホヤ嫌いな人及びホヤを食べたことがない人にも、これは食べやすいんじゃないかと直感で選んだホヤの加工食品を4つご紹介します。ホヤ美味しいよ?
1.ほや酔明/350円 (水月堂物産)
まずは知る人ぞ知る仙台駅土産「ほや酔明」から。一度食べて、やみつきなるお酒好き続出の隠れた人気商品です。石巻の海産物加工品会社が製造しています。東北新幹線の車内でも売っていて、宮城に来たらお酒と一緒に買う人も多いようですね。
マッチ箱ほどの箱に、乾燥ホヤが入っています。ドライフルーツのような食感です。ホヤの味はしますが独特の臭いや苦みはないので、ホヤ入門としてまず食べてみて欲しいです。そして強烈な旨みにお酒が欲しくなります。
2.ホヤせんべい/378円 (マルキチ阿部商店)
こちらは女川に去年できた土産品のブランド『碧(あお)のか』の、第1弾となるホヤ商品のひとつ。今後の展開も要チェックです。今回は、一番食べやすそうなおせんべいを選びました。
軽い食感のおせんべいで、ホヤの風味をほのかに感じます。普通に美味しいおせんべいなので、ホヤ嫌いな人でもこれなら食べられると思いますよ。
3.ほや味付/435円 (気仙沼ほてい)
気仙沼産ホヤ煮のレトルトパウチです。缶詰製造などをされている会社の商品です。気仙沼といったらお馴染みのゆるキャラ“ホヤぼーや”もちゃんと居ます。ホヤは火を通すと独特のクセが緩和されるので、まずホヤ煮から食べてみるのもありですね。
一口サイズにカットされたホヤが入っています。柔らかく煮詰めてあり、ホタテの貝柱に近い味です。ホヤ独自の甘みがありますが、苦みや気になる臭いはほとんどありません。食べやすい味でおかずにもなりそう。ごはんが欲しくなります。
4.ボイルほや/594円 (山内鮮魚店)
最後は殻付きの蒸しホヤです。こちらは南三陸志津川の鮮魚店の商品です。見た目のインパクトはありますが、生ホヤに比べると食べやすい味なので食わず嫌いせずに挑戦して欲しい一品です。
殻付きなので、中の身を剥がして食べます。簡単にペロっと剝がれるので食べやすいです。貝のような食感で、とてもジューシーなお味。凝縮されたホヤの旨みはやみつきになります。ビールと一緒に食べたら最高ですよ。
さてさて、ここまで4つの商品をご紹介しましたが、最後に生の新鮮なホヤを食べてみて下さい。これで美味しいと感じたら、あなたも晴れてホヤ好きの仲間入り。やっぱりホヤ美味しいよね?
ご紹介した商品は全て、仙台駅構内1階『食材王国みやぎ』、2階『駅弁屋 祭』にて販売されています。他にも気になるホヤ商品が沢山あったので、皆さんも仙台駅にお立ち寄りの際は覗いてみてはいかがでしょうか。
ちなみに今回、ホヤが食べられない人の意見も欲しいということで、“ホヤ苦手マン”のキッドさんにお願いをして人柱になってもらっています。結論から言うとめちゃめちゃ克服していました。彼は自ら生ホヤ刺しを食べています。逆に怖いです。