【とみやど・ランチ】特産品の「とみやはちみつ」を味わえる店~富谷市「いい茶や」

カフェ

こんにちは!すずき・ちえです。
7月末の平日に、富谷市の「とみやど」に行ってきました!

その時、ランチをしたお店がとても印象的なお店だったので、ご紹介します。

昔にタイムスリップしたような「しんまち通り」

仙台市の北隣りにある富谷(とみや)市は、奥州街道の宿場町として発展してきた町。

近年は、仙台のベッドタウンとして、多くの住宅地や大型商業施設が立ち並んでいます。その一方で、山や田畑にも囲まれている自然豊かな地域でもあります。

「とみやど」入り口

今でも、宿場町の名残が残る「しんまち通り」には、歴史ある神社や酒蔵などが立ち並んでいます。

その一角に、2021年5月、富谷宿観光交流ステーション「とみやど」がオープンしました。中には、飲食店、陶芸体験ができる店、地域の偉人の記念館などがあり、富谷の観光拠点ともいえる場所です。

「いい茶や」外観

今回ランチをしたお店は、「とみやど」内の飲食店のひとつ、「いい茶や」です。

2階の畳敷きの飲食スペース。
とみやど全景が見渡せる

古民家風で、どこか懐かしさを感じさせられる店内。

建物は2階建てとなり、飲食スペースは、1階のカウンター席2階の畳敷きの座敷席を選ぶことができます。

昔ながらの木の枠の窓から、しんまち通りを望む。
かつての宿場町を思い起こさせる風景

今回は2階でランチを食べることに。窓からは「しんまち通り」の風景が見渡せました。

かつての富谷宿を思い起こさせるような、落ち着いた佇まいの街並みです。

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さて、気になるメニューは…というと、「日替わりランチ」(グリーンカレーだったり、ナポリタンだったり)、「いい茶やお膳」、「いい茶やうどんセット」「おでん」など多彩です。

一見バラバラに見える品揃えですが、全てのメニューには、ある共通点があります。

それは地元・富谷の市役所の屋上で養蜂された「ハチミツ」が使われていることです。

「とみやはちみつ」誕生のきっかけ

「なぜ市役所の屋上で養蜂?」と疑問を感じた方も多いのではないでしょうか。

それは、富谷市の恵まれた自然環境を生かした特産品を作ろうと、2016年度に市でハチミツづくりの実験を行ったことから始まります。

富谷市では、地域活性化を目的に活動をするNPO法人scr(以下scr)や養蜂家の協力を得ながら、市役所の屋上に巣箱を設置

どのぐらいのハチミツが採れるのか実験を行ったところ、予想以上に採れたのだそうです。

お土産用のハチミツと、プロジェクトのパンフレット

そこで2017年度にscrを中心とした「とみやはちみつプロジェクト」が発足し、現在も養蜂を続けています。

そこで採れたハチミツを提供すべく、scrが運営する店舗こそが、「いい茶や」なのです。

「日替わりらんち」のグリーンカレー

この日は、日替わりランチのG・Gカレー(税込1,100円)を食べてみました。

メインのグリーンカレーの他、サラダと自家製人参ドレッシング、ヨーグルトが付いてきます。

ヨーグルトには、一目でハチミツがかけられているのがわかりますが、それ以外のもの、特にカレーに至っては、ハチミツがどこに使われているのか見当が付きませんでした。

そこで、スタッフに聞いてみたところ…、ハチミツは「隠し味や、ドレッシングの調味料として使われています」とのこと。

言われてみれば、グリーンカレーのチキンは、ハチミツの効果でしょうか、とても柔らかく、フォークを入れるとすぐにほぐれ、ナイフを使わなくても簡単に食べることができました

すりおろした人参のドレッシング酸味の中にまろやかさがあり、食べやすい味。サラダの野菜のおいしさを引き立てているのが印象的でした。

ビン詰めのハチミツの販売も!!

「いい茶や」店内では、お土産用のビン詰めのハチミツも販売されています。

私も購入し、パンやヨーグルトにかけて食べた他お店でやっていたように料理の隠し味に使うなど重宝しています。鶏の手羽元の煮物に使ったところ、肉が柔らかくなり、味わいもまろやかになりました!

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メニューで見て美味しそうと思ったのが、福岡の八女茶を使った抹茶と和菓子のセットや、たい焼きがのった「めでたいっ茶」プレート。次回はおやつタイムをしにきたいと思いました。

ぜひ、宿場町の風情を残す町の中で、丹精込めて育てられたハチミツを味わいに来てみませんか?

※2021年7月時点での情報です。メニュー等、変更になる場合もあります。

店舗詳細

「いい茶や」

営業時間:平日 11時~15時・土日 11時~17
※ランチは11時~14

定休日:火曜日

住所:宮城県富谷市新町111-1

参考: いい茶やホームページ