【音楽メシ】ZAZENBOYS 向井秀徳が食べたかったであろうボールにいっぱいのポテトサラダを作る

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【音楽メシ】ZAZENBOYS 向井秀徳が食べたかったであろうボールにいっぱいのポテトサラダを作る

 

繰り返される諸行無常、This is 恐山らむねです。

流行病の影響で、ライブハウスはもちろんロックフェスなんかも中止・延期の措置が取られて音楽業界は大混乱。

そんな時こそ、音楽をより身近なものにして心を豊かにしていきたいですよね。

というわけで、今回は向井秀徳 率いる「ZAZEN BOYS」による“ポテトサラダ”という曲の歌詞を読み解きながら、料理をね、やっていきたいと思います。

今回は、勤務先のNPO法人「まちづくりスポット仙台」のキッチンをお借りしました。

弊NPO法人の部活動「昼メシ部」は、市民活動応援・キッチンレンタルの周知を目的にしておりますので、決して腹を満たすためだけに活動しているわけではないんですよ。

「ポテトサラダ」の歌詞を読み解く

すとーりーず / ZAZEN BOYS

2012年にリリースされたZAZEN BOYSのアルバム「すとーりーず」2曲目に収録されている「ポテトサラダ」

「ボールにいっぱいのポテトサラダが食いてえ」というフレーズが繰り返されるのが印象的なこの曲。

 

 

ポイントとなる歌詞をピックアップして簡単に考察してみました。

 

ボールにいっぱいのポテトサラダが食いてえ

まず、こちらのフレーズは何度も繰り返されていますし、曲名にもなっています。強調したいのはやはり「たっぷりのポテトサラダを食べたい」というメッセージであると思われます。しかし、それは一体どんなポテサラなのでしょうか。

どっかさびれた地方都市に行きてえ

駅前の酒場に入って迷わず注文してえ

ボールにいっぱいのポテトサラダを注文してえ

そのあと誰かとしっぽりしけこみてえ

どっかさびれた地方都市…地方都市というのは、東京や名古屋、大阪意外と制定されています。つまり、仙台も該当する可能性はあります。しかしながら政令指定都市ということもあり、「さびれた」に該当するかは微妙なところです。

駅前の酒場...中央繁華街の「駅前」ではなく 中央部から少し外れのあたりの、いわゆる「ちょい郊外の駅前」を指している説が濃厚です。


考察①居酒屋さんで出てくるようなポテトサラダ。ボールにいっぱいで食べ応えがあり、尚且つさびれた地方都市のお店だから、そこまで小洒落たサラダではなさそう。


しじみ汁と純米酒

どっかの誰かとしっぽりしながら それをサカナにウイスキーと吟醸酒

 

ボールにいっぱいのポテトサラダを地方都市の酒場で迷わず真っ先に注文している割には、ポテトサラダとお酒を合わせている描写が実は無いんです。

とりあえず、腹を満たすためにかっこんでから お酒を飲んでいるのかもしれません。

 


考察②酒のつまみというよりは お食事向きな味わいのポテトサラダである可能性


 

また、終盤にはこんなフレーズが登場します。

大皿に山盛りのカニが食いてえ

北海の水面に漂って生きてえ

ポテトサラダだけでは飽き足らず、高級食材であるカニに思いを馳せています。
食べたいというよりは「あいつらみたいに生きてえな」という表れかもしれません。

 


考察③北海のカニのように過ごしたいという願望の表われが読み取れる。
「カニを想う」というのもコンセプトのひとつとして設定できるのでは無いか


 

以上の考察から、

  1. 田舎の居酒屋
  2. お食事向けの味わい
  3. カニを思い出す

これら3つのポイントを意識してポテサラを作って行きます。

わざわざデカいボールを買ってポテトサラダを作る

 

材料は大体こんな感じ。基本は、お好みでいいんです。

 

 

ポイント3の「カニを思い出す」というわけで、安直ながらカニカマを入れようと思います。本物のカニではなく、カニを想起させる「カニカマぼこ」であるところがミソです。

 

 

野菜を洗ってから茹でていくのですが「茹でる前に野菜に十字の切れ目を入れると良い」と職場のスタッフが教えてくれました(料理スキルマイナスなので…)。

 

 

ひとまず時間のかかるじゃがいもと同時進行で卵やニンジンを茹でて行きます。

 

 

きゅうりは塩で揉んでおくといいとも教わりました。
理由はよくわかりませんが。

 

 

卵はガチガチに茹でます。茹で上がったらフォークで程よく潰して…

 

 

じゃがいもの方も茹で上がったようなので、皮を剥きます。

 

 

これが本来の下ごしらえってやつなんでしょうか?無計画でした。

 

 

ふかしたじゃがいもに少しバターを加えるのが良いとも教わったので、その通りにしてみました。少しとろみが出た気がします。

ポイント1の「居酒屋のポテトサラダ」のイメージはお芋がゴロンゴロンな気がするので、じゃがいもを潰しすぎないのもポイントです。

 

 

他の野菜やカニカマを加えます。

味付けはマヨネーズや塩胡椒は使うものの、優しいお味に調節。

ポイント2のかっこめるお食事ポテトサラダは、おつまみのようにしょっぱいものではなく、優しい味わいだと考えたからです。

 

めっちゃ量できたな〜

お椀にこんもり10杯は盛れる量ができでしまいました。

いざ実食

 

本当はボールからダイレクトに食べてみたかったのですが、お椀に取り分けることに。
これがまたうんまい仕上がりです。

ハムの代わりのカニカマも、彩りやジューシーさをプラスしてくれました。
ニンジンを入れたのもなかなか好評で、春先にぴったりのサラダに。

 

 

やっぱでかいね。(左は普通サイズのボウル)

「漫画メシ」ならぬ「音楽メシ」、いかがでしたでしょうか?
いずれはマキシマム ザ ホルモン「爪爪爪」に登場する

ネチョリナポリタン

を作りたいなぁ、と考えています。…ネチョリの基準って?お楽しみに!

(ウラロジ仙台 掲載日:2020年4月4日)
執筆:恐山らむね
協力:特定非営利活動法人 まちづくりスポット仙台

▼向井秀徳 公式サイト
向井さんは2021年のARABAKI ROCK FEST.には残念ながら参加されないようです。しかし、5月4日(火・祝)にNUMBER GIRLとZAZEN BOYSのツーマンライブ「THE MATSURI SESSION」が日比谷野外音楽堂にて開催されるので要チェックですね!(ウラロジ編集部・花)

 

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