勝手に丸森を応援し隊仙台支部長猫命ユーホーです。
猫の聖地丸森町の過去記事はコチラから。
今回は、消滅可能性自治体を脱却するべく、猫たちと共に町起こしに紛争する移住者の方々の、行政を巻き込んでの熱い活動状況を取材して参りました。
ツアー参加者は、NPO法人ペット終活サポートネット宮城率いる、保護猫のプロ13名。
案内人は、まるもふ猫神プロジェクト代表の大浦友子(おおうらゆうこ)氏。
まるもふ猫神プロジェクト~保護猫活動
大浦氏は、7年ほど前に目やにでグジュグジュの子猫を拾って以来、保護猫活動に関心を持つようになったそう。
そして1年半前、それまでの美容関係の仕事を辞め、塩釜市からここ小斎地区に移住し、明治時代の古民家を購入して保護猫シェルターを開設した。
なぜ移住先が、縁もゆかりも無い県南の丸森町だったのか…
地域おこし協力隊との出会いなどきっかけはあれど、ひとこと『呼ばれた』としか言いようがない。

―小斎地区は、丸森町の中心部から北東に位置する。地区の西部には阿武隈川が流れ、中央部には平坦で美しい田園地帯が広がる。粘土質の水田で栽培・収穫されるお米は食味が良く、町内外から好評を得ている。
交通面では「県道丸森柴田線」が地区内の南北を走り、丸森町の中心部や近隣市町へのアクセスも良いほか、近年では常磐自動車道の「山元IC」、「山元南スマートIC」が隣町の山元町に設置されたことから、仙台市や福島県へのアクセスも大いに向上している。戦国時代、伊達家と相馬家の勢力争いの地となり「伊達政宗 初陣の地」と伝えられている。
小斎に住む人々のほとんどが武士の身分ではあったが、ふだんは農業を主として生活していた―小斎まちづくりセンターより

まるもふには、現在25頭(預かりボラさん宅5頭含む)の譲渡対象猫さまたちが悠々と暮らしています。
ここには、町内はもとより南相馬や名取市からも猫ボラさんたちが、入れ代わり立ち代わりお世話に来ています。
猫さまたちは、毎日猫ボラさんと接するうちに人慣れし、今ではとてもフレンドリーで、私たちが入っていくと、ウジャウジャと集まってくれました。

手前左:大浦氏 右:NPO法人ペット終活サポートネット宮城代表 齋藤真理子氏
もうここは、桃源郷! 猫さまにとっても猫奴隷にとってもこの世の楽園猫天国!!






現在は月に一度譲渡会を開いていますが、近々譲渡型猫カフェも建物内にオープン予定です。
猫好きにはたまらない!来ないわけにはいかない!いっそここに住んじゃいたい!

猫カフェに改装中の建物内部。歴史的建造物としての見ごたえも満載かと思われます。

敷地内の別棟は、猫エイズキャリア部屋とスペイクリニック(Spay Clinic、動物の不妊去勢手術を専門に行うクリニック)としても利用しています。

内装はまるで新築の洋風ペンションです。・・・猫様のお世話するから 住ませて・・・
養蚕で栄えた丸森町は、ねずみ退治のために猫を崇めてきた歴史はあれど、町内には多頭飼育現場の存在、動物病院が無い、自然豊か故の捨て猫などの現実問題を抱えています。
このままでは、世の猫好きさんたちの「猫神様の町」としての共感は得られない。
そこで!大浦氏が目指すのは
『猫と人が共存共栄できる町』
地域の伝統と現代の猫に関わる課題解決を融合させ、新たな町おこしの形を提案します。
このプロジェクトは、丸森町の猫神文化を後世に伝えるとともに、猫たちを護り、新しい家族を見つけるための一歩として非常に重要です。
地域の活性化と猫たちの幸せを両立させるために尽力してまいります! 大浦友子

まるもふ敷地内には十分な駐車スペース確保、遺棄などの犯罪を防ぐための防犯カメラを各所に設置。
活動資金は、寄付の他に、外から人やお金を呼び込むシステムを構築していきます。
●まるもふ所在地:宮城県伊具郡丸森町小斎字北町場5
Mail: marumofu21.11@gmail.com

丸森町の新名所として、お庭で本格BBQやサウナが楽しめる一棟貸し切りプライベート宿『MARUMORI-STAY 風土』
そして、クラウドファンディング第2弾『猫神神社の本殿をつくりたい』の現地進捗状況レポートへ
つづく