伊達政宗公が御祭神!片倉家との時を越えた絆!【仙台市青葉区/青葉神社】

おでかけ

こんにちは、こはくです!

ずっと行きたかった青葉神社へようやく行ってきました。
青葉神社は伊達政宗公(神号:武振彦命【たけふるひこのみこと】)が御祭神(ごさいじん=その神社に祭られている神のこと)です。

こちらの青葉神社は代々片倉家の方が宮司を務められています。片倉小十郎景綱公の子孫であられる方が、今も政宗公をお守りしているんですね。なんて素敵な絆でしょうか!

なぜか途中で迷って行けなかったり、青葉神社だと思って参拝しようと思った神社が違ったりと、なかなか参拝出来ずにおりました…。

今回ようやく遂に参拝、そして新たな御朱印帳を青葉神社で購入しましたよ♪後程ご紹介します。


神社名:青葉神社(あおばじんじゃ)
電話番号:022-234-4964
住所:宮城県仙台市青葉区青葉町7-1
参考:ホームページ宮城県神社庁

JR仙山線 / 地下鉄南北線 北仙台駅より徒歩7分
仙台市営バス / 宮城交通バス
通町2丁目バス停 / 北山1丁目バス停より徒歩7分

東北自動車道 仙台宮城ICより車で約15分

 

緑に包まれた青葉神社。やっと来られた!という気持ちでいっぱいでした。

青葉神社と青葉まつりについて書かれています。

明治7年(1874年)藩祖伊達政宗公を祭神として創建された。参道を登ると社殿が見えてくる。
池の中の島には政宗の臣下を祀り、本殿内には夫人を祀った愛姫神社がある。
祭典は5月24日・25日(春祭)と10月9日・10日(秋祭)に盛大に行われる。

青葉神社ゆかりの仙台・青葉まつりが、5月の第3日曜日とその前日の二日間、市街中心部を会場として開催されており、全市挙げての祭りとなっている。

 

青葉まつり、実はまだ行ったことがないんですよね。来年こそは行きたいなと思ってます!

駐車場の案内もありますが、入り口が本当にわかりにくいです。そして細く急勾配な道路なのでお車で行かれる方は気を付けてくださいね。近くにはコインパーキングもありますよ!

参道を歩いて行きます。雨上がりでしっとりした緑が濃く見えて、政宗公の気配がするようです。

鳥居には向かって左に月・向かって右に太陽が彫られており、そして真ん中のものは月と太陽が重なったようにも見えます。ですが、本当に月と太陽?とちょっと気になったので宮司さんにお聞きすることにしました。

すると、この真ん中の月と太陽が重なったような神紋(しんもん=神社で用いられる固有の紋のこと)は「地球」とのことでした。そしてこちらの神紋を「火水土(かみど)」と呼んでいると教えていただきました。

青葉神社の大鳥居は、東日本大震災で倒壊しています。現在のこの鳥居は再建されたのものなのですが、こちらの大鳥居再建に対して宮司さんの想いやたくさんの方々のお気持ちが込められていることを帰宅後知りました。

震災で倒れた以前の鳥居は新たに組み直し、こちらの鳥居の向かって左側に建てられています。そちらはぜひ直接ご覧になってくださいね。

外国の若い女性がお二人と出会いました。ゲームの影響でこちらの神社に参拝される女性が急増したと聞きます。そのゲームとは「戦国BASARA」です。(わたしも以前プレイしてました!)登場キャラクターである片倉小十郎景綱公の子孫でもある、宮司さんに会うことを目的にされているようなんです。とはいえ、この方たちがそうだとも限りませんね。ゲームの中の政宗公もとっても強くカッコよく、小十郎景綱公も頼りがいがある強さでしたよ!

緩やかではありますが、意外と長い階段です。

階段を登りきると、直進の階段と左へとつながる道があります。定説ですと参道はまっすぐ伸びるものなのですが、こちらでは左に曲がる方が参道となります。階段を上っても境内には入れますが、すぐには建物が見当たらないようなので戸惑うかもしれません。

階段を上りたくなりますが、ぐっとこらえ左へ。

参道が続きます。伊達家の家紋を見ると仙台にいるんだなと実感します。青に白地の青葉神社の文字がとてもカッコイイ!灯篭が見える、突き当りまで歩きます。

突き当りまで来ると再び階段です。まだ階段?!とちょっと思いました…。でもあと少し!な、はず!!

階段を登りきると開ける視界!ここからはまっすぐ伸びる参道、奥に拝殿が見えていますね。

厳かな雰囲気です。現地でも言葉になりませんでしたが、今も言葉が浮かびません…。

社殿に向かって左側に手水舎(てみずしゃ)です。こちらから手水舎の石に見えている、丸に縦の3つの線の家紋は伊達家の家紋なんですよ。伊達家の先祖に当たる伊達朝宗が、源頼朝から賜ったものとされる家紋です。一般的に伊達政宗の家紋では「竹に雀」が特に有名ですが、この三引両紋(さんびきりょうもん※読み方は所説あり)が、伊達家で一番古くから使われている伝統ある家紋なんです。



<竹に雀/仙台笹>
伊達政宗公といえば!な家紋。



<三引両紋>
伊達家で一番古くから使われている家紋。

 

あれ?真ん中に誰かいる…?

おおお…!政宗公ではありませんか。甲冑姿で竜を従えていますね。まさかこんなところでお会いできるとは!

手水舎の横に由緒看板を見つけました。伊達家の家紋と、鳥居にもあった火水土(かみど)の神紋がありますね。すべてがカッコいい…!

手水舎と由緒看板の横にあった建物。中を覗いてみたら畳が敷いてありました。特に何も書かれていなかったのですが、何に使用されているかはわかりませんでした。

振り返ると金色のトビ、金鵄(きんし)の像がありました!見たことがある方もいるかもしれませんね。青葉城址にも大きな像があります。金鵄とは『日本書紀』に登場する日本建国を導いた金色の鵄(とび)のことなんですよ。

いよいよ拝殿へ。拝見は出来ませんでしたが、拝殿内には社宝の「時の太鼓」があるそうです。この太鼓は、五代藩主 吉村公が1736年(元文元年)京都の太鼓屋に作らせたもので、明治維新後の青葉城お取り壊しに伴い民間に払い下げられていたものの、1875年(明治8年)青葉神社に奉納されました。

それから今も毎朝、仙台の街に時を知らせているのだそうです。時を重ねても変わらない時の知らせ、素敵ですよね。

境内社の祖霊社があります。伊達家の家臣の方々が祀られています。

政宗公は生前、この北山の地に足を運ばれ隣の東昌寺、覚範寺の僧侶と和歌を楽しんで過ごされたと伝わっています。こちらの祖霊社の池もそのうちの一つで当時は心の池と呼ばれており、政宗公の心の拠り所として、大切にされてました。資料によると、幾千年もの間一度も枯れたことがない溜池だと記されているそうですよ。

祖霊社の由緒看板です。とても細かく書かれています。

御朱印は境内と隣接する、こちらの青葉神社社務所でいただけます。

オリジナル御朱印帳の案内がわかりやすく張られていて、どちらにするか迷いに迷って向かって右の青い御朱印帳を購入しました。白い御朱印帳も素敵だな、と思ったのですが政宗公には個人的に月のイメージがあるので、白地に赤ではなく青地に白の方がそのイメージに近かったので選んだのでした。その場で御朱印を書いていただけます。

社務所の前が駐車場になっていました。奥に広かったのですが、車がたくさん停まっていたため、撮影は控えました。

駐車場から見た境内への風景です。

今回は御朱印帳を購入したので、御朱印代は含まれており納めておりません。御朱印のみですと300円を納めます。とてもシンプルな御朱印で正直びっくりしました。

一緒に、伊達政宗公の遺訓(いくん=故人の残した教え)が添えられていました。改めて読み直すと政宗公の想いへと少し近づけた気がします。

仁に過ぐれば弱くなる。

義に過ぐれば固くなる。

禮(礼)に過ぐれば諂(へつらい)となる。

智に過ぐれば嘘をつく。

信に過ぐれば損をする。

氣長く心穏かにして、萬に儉約を用て金銭を備ふべし。

儉約の仕方は不自由を忍ぶにあり。

此の世に客に來たと思へば何の苦もなし。

朝夕の食事うまからずともほめて食ふべし。

元來客の身なれば好嫌は申されまじ。

今日の行をおくり、子孫兄弟によく挨拶をして、娑婆の御暇申すがよし。

現代語訳を自分なりに考えてみるのもいいかもしれませんね。

(左)以前は瑞巌寺の御朱印帳でした。仙台を離れている時期に以前の御朱印帳が終わり、新たに購入することになったのですが、政宗公を感じられるこの家紋のある御朱印帳を持ちたくて以前より時折参拝していた瑞巌寺にて購入したのでした。

(右)今回購入した青葉神社の御朱印帳。青葉神社の御朱印帳もこちらの家紋があるので新たな御朱印帳でも政宗公を感じられます。それぞれ、御朱印帳用のビニールをつけていただけました。

(左)瑞巌寺の御朱印帳には「御朱印帳」と書かれた下に、余白がありますよね。わたしの過去の御朱印帳もこんなタイプで、祖父にわたしの名前を書いてもらうのが習慣でした。祖父亡き今、そこは空白となりました。

(右)青葉神社の御朱印帳は全面に政宗公が描かれているので「御朱印帳」と書かれた部分がないですね。わたしはこのタイプの御朱印帳、はじめてです。

 

政宗公が仙台をとても強く愛し、今もお守りくださっていることを感じられる青葉神社。代々片倉家の方が宮司を務められているというところにも、時を越えた絆を感じます。

ちなみにこちら青葉神社も、伊達政宗公が仙台に張った六芒星と呼ばれる結界を結ぶ点の1つとなります。わたしがご紹介した中では榴岡天満宮・愛宕神社に次ぐ3つ目となりますが、全部そろったときにまた改めてご紹介させてください。

 

時を越え伊達政宗公の息吹を感じる、緑に抱かれた青葉神社へぜひ参拝へ訪れてみてくださいね。

 

こはくの御朱印集めは続く…


神社名:青葉神社(あおばじんじゃ)
電話番号:022-234-4964
住所:宮城県仙台市青葉区青葉町7-1
参考:ホームページ宮城県神社庁