こんにちは!ライターのすずき・ちえです。
最近、加美町の日帰り温泉施設で素敵なカフェを見つけたので、ご紹介します。
薬莱山のふもと「やくらい薬師の湯」の建物の中にカフェが!
東北自動車道の古川ICから車で約40分ほど走ると、加美町の薬莱山(やくらいさん)のふもとの日帰り温泉施設「やくらい薬師の湯」に着きます。
その建物内にあるのが「カフェぐらん」です。
お店への行き方は二通りあります。
一つは、浴室があるフロアの渡り廊下から。お風呂上がりに直接入ることができます。
もう一つは、温泉の受付を通らずに、直接、店内に入ることもできます。
建物の裏側に駐車場があり、お店の案内看板があります。
案内板の矢印に従って進んでみると…
木々の間に見えた黄色い建物が見え、白い暖簾が下がっています。「カフェぐらん」の入り口です。
ドアを開けると、甘い卵焼きを思わせるような、柔らかい香りがいっぱいに広がっていました。
店内の厨房で作られたケーキと、本場の台湾カステラ
「カフェぐらん」は2020年12月にオープンしました。
現在は店の厨房で作られたスイーツと、コーヒーや紅茶、ジュース等のドリンクを提供しています。店内での飲食はもちろん、テイクアウトも可能です。
ケーキは、「アップルクランブル」、「ベイクドチーズケーキ」、「ガトーショコラ」の3種類があります。アップルクランブルのリンゴは、加美町産のものを使っているのだそう。
そして、特筆すべきは、今話題の「台湾カステラ」です。
「カフェぐらん」は何と、本場・台湾の味を食べることができるのです!
ではなぜ、加美町と台湾がつながっているのでしょうか。
そこには、加美町地域おこし協力隊の楊(よう)さんの存在があります。今回は、楊さんに話を聞くことができました。
楊さんは、台湾の出身です。2020年4月から加美町で、インバウンド向けの観光推進の仕事をしています。Facebookで加美町のファンページを作り、季節ごとの町の風景を紹介したり、町のパンフレットを翻訳したりするなど、町の魅力を発信しています。
「カフェぐらん」の台湾カステラのレシピは、台湾にいる楊さんのお母さんの味。テレビ電話を通して伝授されたものです。
楊さんによると、台湾では、カステラは屋台で買い、歩きながら食べる身近なおやつだそう。紅茶、コーヒー、ベリーなど10種類以上の味があり、中には、生地にかぼちゃの種を入れて焼いたものや、チーズが入っているものもあるとか。
「かふぇぐらん」では、日本人になじみ深い「チョコレート」と「抹茶」2種類の味も作られています。
本場の台湾カステラ、いただきます♪
今回は、店内で台湾カステラ(プレーン)とコーヒーをいただきました。
- 台湾カステラ(プレーン)500円(税込)
※テイクアウトの場合は600円(税込) - ホットコーヒー300円(税込み)
台湾カステラを口に入れると、ふわっとした食感で、卵の風味が広がります。パンを食べているようなイメージでした。私が食べた時はちょうど焼き立てのタイミングで、ほかほかしていて温かかったです。
店に入った時に感じた甘い香りは、台湾カステラが焼ける香りだったようです。
ブラックコーヒーに合う味でした。
余談ですが、コーヒーカップの形が目に留まりました。ソーサが葉っぱの形をしているなどなかなか見られない形。
店長の中島さんによると、加美町の伝統工芸品「切込焼(きりごめやき)」の陶房に、「どんぐり」のイメージで特別に注文した、店オリジナルのものだそう。
店内では、切込焼のカップの販売コーナーもありますよ!。
カフェぐらんには、カステラ以外の台湾スイーツもあります。
仙草ゼリーやタロイモ団子などが入った台湾かき氷(夏限定)、愛玉子入りのレモネードなど、湯上りに思わず食べたくなるものも!
ぜひ、薬莱山の自然と、温泉を楽しみながら、本場の台湾スイーツを味わってみるのはいかがでしょうか。
【店舗情報】
スイーツファクトリー&カフェ ぐらん
営業時間:10:00~16:00
定休日:第1・3月曜日(臨時休業あり(Instagramで事前にお知らせ)
住所:加美郡加美町味ヶ袋薬莱原1-76 やくらい薬師の湯内
電話:0229-67-3388
Instagram:@cafegland
やくらい薬師の湯:http://kami-tr.com/yakurai/yakushinoyu