あなたが着ている衣服は誰が作ったものですか?~地球環境とわたしのクローゼット~

ファッション

こんにちは、べみです!
今回は自宅で過ごす時間が多くなった今日この頃。みなさんへちょっとした提案のお話です。

自分の衣服と向き合ってみませんか。

こちらは、私のクローゼットの中の占める衣服の数々。

私は、お洋服の中でも特にワンピースが大好きで、どんな日でもワンピースを着ている気がします。特に好きなブランドもあり、そのブランドの衣服だけで8割を占める私のクローゼット。

私がクローゼットを見つめ直すきっかけになったイベントをご紹介していきます。

私が出会ったファッションイベント

私がクローゼットを見つめ直すきっかけとなったイベントはこちら。

『Fashion Revolution / ファッションレボリューション』です。

ファッションレボリューションは世界的にも注目されているイベントです。


(引用:Fashion Revolution

こちらは日本で行われている「ファッションレボリューションジャパン」のロゴです。

fashion revolutionってなに?

ファッション業界に大きな影響を与えた2013年4月24日に1,138人が死亡したバングラデシュの縫製工場であるラナプラザ崩壊事故。ラナプラザでは、日本の大手ブランドの衣服縫製も行われていました。

事故の原因は安全基準が満たされていない建物で多くの方が働いていたこと。その荷重に耐えきれず、ついにはビルが崩落してしまったという惨劇です。


(動画引用:THE TRUE COST

この事故をきっかけに衣服の生産に従事している人たちの労働環境や賃金について今一度見つめなおすムーブメントが広まりました。

それが『Fashion Revolution / ファッションレボリューション』です。

fashion revolutionの活動で何が変わるの?

まず、ラナプラザビル崩壊事故の背景には、いくつかの問題点が潜んでいます。

ファッション業界に潜む問題点

➀雇用形態

現代に溢れているファストファッション(安く手に入る衣服)の縫製を行う労働者の雇用形態。悪質な労働環境、低賃金で労働を強いられている。

➁共有認識の欠如

衣服の縫製に従事する側と衣服を売るブランド側の間に情報の透明性が無く、「どんな状況で作られているのか」「どんな服ができあがるのか」お互いに知る機会が無い。


(引用:THE TRUE COST

➂繰り返される悪循環

消費者が生産背景を気にせず手に入りやすい値段の安い衣服を購入し続けることで、衣服を生産する側の労働環境の悪化が進み更なる問題に拍車をかけている。

➃増え続ける環境汚染

外国で製造された衣服を日本では年間約100万トンもの量が廃棄されている。その捨てられた衣服は焼却や埋め立てによって処分することで、多量の二酸化炭素が排出される。また衣類の染色に必要な水は、1年間でオリンピックの競技用プール200万杯分と言われている。衣類の洗濯によっては、毎年50万トンのマイクロファイバーが海に流れ、海洋汚染につながっている。

※参考サイト:Satisfactory
       Business Insider Japan


(引用:THE TRUE COST

これらの問題を啓発したり、ブランド独自で取り組みを行うことがファッションレボリューションの主な活動になります。

つまり売る側、縫製に従事する側だけでなく、【消費者】にも地球環境に対しての責任が生じているのです。

衣服を楽しんで身に付けることは、もちろん大切です。

しかしまずは、

「今ある物を見つめ直すこと」
「作られた背景を知った上で責任を持って買い物をすること」

このことを意識するだけでも地球を救うきっかけになり、衣服に感謝することに繋がるのではないでしょうか。

あなた1人でもできることがあります!

ここで、ひとつみなさんにお尋ねしたいことが。

「あなたのクローゼットにある衣服は誰が作ったものですか?」

これは2019年の「fashion revolution」のテーマ。


(引用:Wake Up Japan

ちなみに、私も個人として参加しました。

トップ画像にも載せていますが、自分のクローゼットの衣服のタグが見えるようにしこのテーマをプリントした紙と一緒に自分のInstagramアカウントに掲載しました。

 

 

そこに、自分の衣服に対する思いも綴りました。


自分が着ている衣服はどんなブランドの物でどこの国の人たちの手で作られていて自分がどんな思いで購入し、大切に着ているのかどうか。

そんなこと見つめ直すきっかけになりました。

誰にでも出来ることだけれどもきっかけが無いとなかなかしないことですよね。

ちなみに、衣服のブランドディレクターの方や元モデルの方など、多くの方が参加しています。

自分がどんな思いで衣服を身に付けているのか、大切に着ることができているのか、これからはどんなお買い物をしていきたいのかを文章にも思いを載せて発信しています。

2020年のテーマはこちら!


「私の服はなにからできているの?」

今年は4月25日(土)にオンライン生配信にて開催を予定しておりましたが、感染症の影響のためイベントの延期が決定しました。開催が6月以降を予定しているそうですが、詳細はインスタグラムのアカウントでご確認ください。

私は今年も参加するつもりです!

今年の参加要項も公式ホームページに詳しく載っており、衣服とロゴの写真を撮りたい方はこちらから印刷できるようになっております!

 

(引用:Fashion Revolution)

必ずSNSに掲載せずとも、自分の服を見つめ直す機会としてぜひ参加してみてください。

 

映画・本から知るfashionのこと

今回ご紹介したイベントに参加するのはハードルが高いな、と感じる方もいるでしょう。

そんな方は、まず、「ファッションの裏側」について知ることから興味を持っていただけたらと思います。

私自身が衣服の楽しい部分だけでなく裏側に興味を持つきっかけとなった映画と本をご紹介します。

 

◎「THE TRUE COST」

(引用:Amazon

この映画を観て「ラナプラザ」の事故もfashionrevolutionの活動も知った私。

文字を追うよりも遥かに鮮明に記憶に残ったのでおすすめします!

レンタルビデオ店では取り扱っていないことが多いのが難点ですが、アマゾンではレンタルもしておりました。

何度観ても衝撃的で様々な視点から観て学ぶことができるので、飽きません。

予告編をご覧ください。

◎「はじめてのエシカル」 著・末吉里花

(引用:Amazon

こちらの書籍は、ファッションだけでなく、食べ物や日用品との向き合い方についても学ぶことができました。

そもそも「エシカル」って?と興味がある方も気軽に手に取ってみてください。

自宅に居る時間が多い今だからこそ、興味を持ってみたり知ることが増えるとライフスタイルも変化していきます。

 

この機会にぜひ、自分のクローゼットと向き合い、地球環境と自分の暮らしについても考えてみては?