ほっこり。なんて一言がしっくりと来る季節が到来です。
酒の肴に自然と暖かみのあるツマミを求めてしまうそんな夜。今宵はおでんの概念が覆される。そんな酒場にお付き合いくださいませ。
こんにちは。酒場に惚れ混んでいるHANAです。
旨い酒と肴で暖を取ろうと訪れたのは「おでん屋だいすけ」。
国分町大通りから少し小道に入ったその場所に、寒気の到来を幸せに想える酒場が佇んでいます。扉を放った瞬間から、芳しい出汁の香りが心地よい店内。
品書きは、店主渾身の肴を一通り堪能できる3,000円のお任せから、おでん6品1,500円のコース。
それに加えて、一品づつお好みで愉しみたい我儘(わがまま)な飲兵衛にも応えてくださるのが嬉しい一覧です。
品書きを肴に、まずは麦酒で助走を。
きめ細やかな飲み口は、ビールを美味しいと感じられる人間で良かったと想える瞬間です。
お品書きとの睨めっこを愉しんでいると、お通しが着席です。
その名は『白子と仙台牛の粕汁』。
レアに仕上げられた仙台牛を白子とともに口に含むと、麹の甘い香りが広がります。上質な一品に、ここが素晴らしい酒場である事を確信させてくれます。
では、欲するままに肴をお願いします。
まずは春菊を。
色鮮やかな色彩、そしてはんなりと胡麻のお化粧をまとった味わいに思わず顔がほころびます。
続いてはキャベツ巻を。
柔らかなキャベツの中に、ハムが巻かれ、さらに中央にはクリームチーズ。黒胡椒の香りも加わり、酒の肴になるロールキャベツです。
美味しさにニンマリしている所に届いたのはツブ。
ツブ貝のコリっとした食感を予想して口に含んだ瞬間驚きが訪れます。とろけるような食感に、つぶ貝との新しい出逢いが感動の一品です。肝付きなのもなんとも嬉しい一串。
続いて頂いたのは牛すじにもつ。
ここで皆様お気づきでしょうか?
だいすけさんのおでん。素材によって出汁の味わいを厳選するこだわり。料理人の細やかな技に、まるで割烹料理を味わっている感覚です。
肝心の牛すじ、モツは、心地好い食感に酒を追いかけたくなる絶妙な味わいです。
繊細なツマミの世界。一品料理も味合わずにはいられません。お願いしたのは本日の焼き物、穴子の白焼きです。
穴子の味わいをしっかりと噛み締められる旨味に口福で包まれます。
今宵は思うがままに頂きましたが、次回は是非お任せでと再訪を願う夜でした。
おでんの概念が覆される上質なおでんに、是非皆様も舌鼓をいかがでしょうか?
店名:おでん屋だいすけ(オデンヤ ダイスケ)
ジャンル:居酒屋、おでん、焼酎バー
住所:宮城県仙台市青葉区国分町2-9-37 レインボーステーションビル1F
営業時間:17:00~23:00
定休日:日祝日
参考:食べログ