突然ですが、皆さんはワインバーにどんなイメージをお持ちですか?
薄暗い店内に、静かな音楽が小さめの音量で流れている。
恋人同士がカウンターで寄り添いながら、小声で愛を語り合い、その横では、バリっとしたスーツに身を包んだお偉いさんが、企業秘密をひそひそ話し。
カウンター越しにはびしっと決まったソムリエスーツを着た、威圧感たっぷりのソムリエがいて、ワイン通のお客さまと専門用語が飛び交うワイン談義…。
と、少々大げさに書きましたが、こんな敷居が高いイメージをお持ちの方も多いのでは?
このイメージ、今回【国分町グルメGUIDE MAP】第31弾としてご紹介する「Wine Bar Haut-Numa(ワインバー オーヌマ)」にお伺いして、がらりとくつがえされました。
店名:Wine Bar Haut-Numa(ワインバー オーヌマ)
電話番号:022-226-7882
住所:宮城県仙台市青葉区一番町3丁目4−3 INDEX BUILDING B2F
営業時間:16:00~24:00(火~金)
15:00~23:00(土・日)
定休日:月曜日
参考:ホームページ・Facebook・Instagram
場所は地下鉄東西線青葉通一番町駅北1出口より徒歩2分。地下鉄南北線広瀬通駅西3または西4出口からも徒歩10分ほど。仙台を代表する百貨店「藤崎」からほど近いビルの地下2階にあります。
店内に入ると、思ったよりも照明が明るいことに驚きます。ワインバーというよりはレストランの雰囲気。しかし、きっちり温度管理されたワインセラーがワインバーであることを感じさせます。
泡、白、赤と種類豊富なグラスワイン(1000円~2000円が中心)は常時10~20種類。その時々でラインナップを変え、お客さまの好みに合わせて、提供しているそう。
グラスでいろいろなワインが楽しめるのが嬉しい!
今回のセレクトは、店主であり、ソムリエの大沼さんにおまかせしました。
大沼さんにまかせれば間違いなし!ワインと料理のマリアージュを堪能
Drappier Carte d’Or Brut(ドラピエ カルト・ドール ブリュット)
まずは泡から。いただいたのは、フランスの自然派シャンパーニュ。とってもバランスが良い味わいで、1杯目から好印象。
この日のお通しは、低温調理の鶏肉にマッシュルーム。鶏肉が非常に柔らかく、口にジューシーな旨味が広がります。ガーリックが効いたマッシュルームと相性抜群!
パテ・ド・カンパーニュ/1400円
シャンパーニュと自然の旨みを凝縮したパテの相性は、言うまでもなく…。
フライドニョッキ/700円
外はカリカリ、中モチモチで、シャンパーニュのシュワシュワにぴったり!
Cloudy Bay Sauvignon Blanc(クラウディー ベイ ソーヴィニヨン ブラン)
隠岐の島産“アジフライ”/1000円
アジフライは自家製のソースと合わせると、さらにワインとの相性が良くなります。
ピクルスがたっぷりと入ったソースは、それだけでもワインが進む美味しさです。
Regio Cabernet Sauvignon 2015 (レジオ カベルネソーヴィニヨン 2015)
今回の個人的1番のワインはこちら。
香りもベリー!味わいもベリー!ソフトな渋みも感じる、とっても綺麗な味。
自家製ボロネーズ スパゲティ 温泉卵添え/1500円
麺がモチモチ!それもそのはず、堤町にあるパスタの製麺工房「Pasta Possibilita(パスタポッシビリタ)」の生パスタを使用しているとのこと。
ボロネーズは肉の存在感が強くて、麺とソースがあまり絡まないイメージだったけれど、温泉卵のおかげで、全てが一体となって格別の味わいを楽しめる。
牛肉を使っているから、当然のごとく、赤ワインも進みます。
チーズ盛り合わせ/1400円~
友人のリクエストで、匂いの強いチーズを中心に。
エポワス、ブルビ、コンテ、スロップシャー・ブルーの4種類のチーズ(画像左上から時計回り)とレーズン、柿の2種類のドライフルーツ。
中でも、フランスでは「神様のおみ足」の匂いと言われる、エポワスは強烈。
その匂いとは裏腹に、中はクリーミーで濃厚な味わい。これはくせになります。
Bieler Family Born to Run Cabernet Sauvignon 2017(ビーラー ファミリー ボーン トゥ ラン カベルネソーヴィニヨン 2017)
チーズの味に負けないよう、強めの味わい。
しかし、エポワスは強かった。ワインの味が負けている気がして、それを素直に伝えてみたら…
ワインバーなのに?!仙台初のクラフトビール「穀町ビール」の生が飲める!
ワインと料理を存分に堪能しながら、ずっと気になっていた目の前の「穀町ビールあります」の文字。
それを友人が察したのか「飲んでみたい!」と注文してみることに。
昔ながらの手造りで仕込んでいるそう。
アルコール度数は高めで、その時々で若干アルコール度数が変わるというのも、手造りならでは。
原材料にハチミツを使っているそうで、ほのかな甘味と華やかさ、そしてしっかりとしたコクがあり、いわゆるビールのイメージよりは、ワインに近い味わいなので、「Wine Bar Haut-Numa(ワインバー オーヌマ)」で、穀町ビールを取り扱っているのも納得です。
おわりに
カウンター席にいると、大沼さんの軽快なトークが楽しすぎて、時間を忘れてしまいそう。おいしいワインや料理はもちろんですが、大沼さんとのおしゃべりを楽しみながらいただくのが、オーヌマスタイルなのです。
青葉区中央の「紅茶と洋酒の店 リンクス」で23年勤務。そこで、いつしかワインの魅力にとりつかれ、「Wine Bar Haut-Numa(ワインバー オーヌマ)」を開店した、大沼さん。
ワインが大好きだけれど、お酒に弱いという一面も。
豊富な知識をひけらかすことなく、優しい言葉で、丁寧に教えてくれるので、初心者でもワインの魅力を存分に味わうことができるはずです。
私たちが教えてもらったのは、グラスによるワインの味の違い。上の各ワインの写真を見返してみてください。全部グラスの形が違いますよね?これには理由があるんです!
それが知りたくなったら、是非「Wine Bar Haut-Numa(ワインバー オーヌマ)」を訪れて、大沼さんに尋ねてみてくださいね。
今回のお会計は大人2人で19,500円。ワインもおまかせ、料理もアラカルトでお願いしたので、この値段になりましたが、本来は、0次会でサクッと1杯や、2次会でゆっくりワインとトークを楽しむ、という使い方がぴったりなお店です。
お料理も楽しみたい場合は、コース/4000円(4皿・2名以上・前日まで予約)+ワインが良いかもしれません。
豊富なグラスワイン、美味しい料理、ゆったりとした空間、人柄を感じる大沼さんとのトークが楽しめる「Wine Bar Haut-Numa(ワインバー オーヌマ)」。
1人で飲みたいけれど、ちょっと誰かと話もしたい。
そんなときはおいしいワインが待つ「Wine Bar Haut-Numa(ワインバー オーヌマ)」へ足を向けてみては。
店名:Wine Bar Haut-Numa(ワインバー オーヌマ)
電話番号:022-226-7882
住所:宮城県仙台市青葉区一番町3丁目4−3 INDEX BUILDING B2F
営業時間:16:00~24:00(火~金)
15:00~23:00(土・日)
定休日:月曜日
参考:ホームページ・Facebook・Instagram