こんにちは!こはくです。
私事ですが、先月の終わり頃ひとつ歳を重ねました(ありがとうございます)
そして、いつも一緒にいた御朱印帳の最後のページとなるためどこへ参拝へ行くかとても迷っておりました。以前、仙台に住んでいた頃から御朱印帳の始まりと終わりにはとてもこだわりを持っていたりして…現在の御朱印帳は瑞巌寺で御朱印帳を購入し、瑞巌寺から始まっているんですよ。
そこで最後のページには政宗公にゆかりの場所を…と思い今回は仙臺総鎮守である愛宕神社へ感謝の気持ちを込め参拝してきたのでご紹介します。
神社名:愛宕神社(あたごじんじゃ)
電話番号:022-223-6096
住所:宮城県仙台市太白区向山四丁目17-1
参考:ホームページ・宮城県神社庁
地下鉄南北線 愛宕橋駅より徒歩10分
バス 愛宕神社前下車 徒歩5分
野草園入口下車 徒歩5分
東北道仙台南ICから約15分
仙台宮城ICから約15分
今回わたしは車で向かったのですが、駐車場情報を見てもよくわからなかったので麓(ふもと)にあるコインパーキングに停めて歩いて行きました。
道路沿いにはわかりやすい愛宕神社入口の看板も見受けられますが、明確な駐車場の入り口は見当たらないのでちょっと迷ってしまうかもしれません(わたしです!)が、大丈夫です。
こちらの門を目印に、くぐって坂を上っていきます。
しばらく坂を上っていくと分かれ道みたいになっていて「ん?」となったのですが、赤い鳥居の方へ向かいます。車で行く場合も同様、そのまま進んで行きます。
そびえたつ鳥居!一瞬戸惑ってしまいますが、車の方もこのまま直進です!
道幅が広くはないので、対向車が来た場合は気を付けてくださいね。坂にもなっているので、見通しはあまりよくないかも?…とはいえ横の階段を使って歩いている間、1台も車は通りませんでした。平日だからかな?
坂を上りきると駐車場入り口が見えてきます。道のりが長い中、今回なぜかわたしはブツブツと自分の住所を言っていた気がします…途中でハッと我にかえったのですが、今も謎。
駐車場には車が停まっていました。やはり歩いている間、車と出会わなかったのは偶然かもしれませんね。駐車可能台数は30台ほどだということでした。
駐車場側から進んでいくと、手水舎(てみずしゃ)が右側に見えてきます。手水舎があるのは左側なのでびっくりしたのですが、この「なぜ右側?」の疑問が間違っていることに後で気付くことになりました…。
天然の石をくりぬいたような手水舎。水面に青空が反射してとてもきれいでしたよ♪
実は駐車場側ではなく、後程ご紹介する愛宕大橋側からの一の鳥居をくぐって階段の参道を歩いてくると「左側」に手水舎となるのですね。こちら側が正面になります。柄杓(ひしゃく)は右側手前の竹にさしてあります。
いよいよ拝殿です。こちらの愛宕神社は伊達家が移動するたびに一緒に移動してきた唯一の神社でもあります。はじめは山形県米沢市(政宗公も米沢生まれですね)、その後政宗公について宮城県大崎市岩出山(青葉城築城までの居城)、そして仙台市と移りました。
-
- 山形県米沢市
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
-
- 宮城県大崎市岩出山
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
- 仙台市
政宗公が青葉城の構築後すぐに寺社を建てていますが、愛宕神社は中でも早くに造営されました。
又、伊達政宗公の重臣であり右腕でもある片倉小十郎景綱公の前立て(兜の前に立っているもの)には「愛宕山大権現守御所」という愛宕神社のお札が差し込まれています。
境内神社がいくつかあり、こちらは愛宕天満宮です。そう、天満宮といえば菅原道真公がお祀りされている学問の神様です。
緑の中に朱色が生える鳥居とお社。近づいてみます。
お社の名前がうまく見えませんね…。向かって左側のお社から参拝です。
勝鬨神社(かちときのかんやしろ)と書いてあります。ベガルタ仙台と、楽天の旗が奉納されていました。諸願成就、全ての御業を勝ち盡し(かちつくし)大勢に力の限り物事を極めるという吉報をもたらす御神徳(ごしんとく)のある神々さまだということです。
右隣のお社。産霊神社(むすひじんじゃ)と書かれています。看板に書かれていた由緒がとても素敵でしたよ。御神徳に「願いを込めて「むすびこより」を結び付けてください。神様と願主が結び固められます」とありました。
お社の真ん中、神様の前にこよりが置かれていたのもあり、撮影はやめました…神々しすぎる。とはいえ、こよりを1本いただき願いを込めて結びつけてきましたよ♪
稲荷大明神。お稲荷さんですね。お社に近づくと稲荷神の使いである、たくさんの狐さんが並んでいました。
境内にある展望デッキです。風通しもよく、心地よい風に吹かれしばらく座っていました。
眼下に広がる仙台市の街並み。政宗公と小十景綱公へと思いを馳せてしまいました。ここから眺めたこともあるだろう仙台の街に、どんな風に思っていたのでしょう。
時代と共に当たり前ではありますが、街並みなどが激変したとはいえ政宗公の息吹は今も仙台に。あなたの想う仙台は、どんなものでしょう?
こちらを目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。山形市と仙台市を結ぶ国道286号線を走っていても、とても目立ちますよね。
せっかくなので、一の鳥居から歩き直してみました。看板などで目にすることはあっても、286号線からは見えないのでこちら側に鳥居と参道があることを知りませんでした。
長い階段です。山の上にある神社ですので、参拝に行かれる際は歩きやすい履物がいいですね。
二の鳥居です。こちらは震災で倒壊してしまい、再建された鳥居です。長い階段を登っているとやはり少ししんどくなってくるので、鳥居をくぐる毎に気持ちがしゃんとします。
木漏れ日が神々しい三の鳥居。他の鳥居の神額は「愛宕神社」なのですが、こちらの神額には「愛宕山」の文字です。
参道が見えてきました。
いよいよ随身門です。向かって右側には日本最大の大天狗様、左側に日本最大の烏天狗様が居られます。
天狗は愛宕大神様の使いといわれていて、大天狗は愛宕太郎坊といい天狗の中でも最高位の天狗だそうです。そして、烏天狗は大天狗の命を受け善道(正しい道)を司るといわれています。
所説はあるようですが、天狗の世界にも位があるんですね。
天狗様にはご縁があり、あちらこちらで拝見させていただいておりました。「願いを叶えてくれる」と幼い頃より年の離れた兄に昔話を聞かせてもらっていたのもあり、まさか仙台で天狗様にお会いできるとは!と個人的にはとても嬉しく思いました。
御朱印は手前側の建物でいただけます。奥に見える建物は閉まっておりましたが、呼び鈴も設置されています。
わたしは御朱印をいただく際にお声がけしましたら、開けてくださいました。今回は仙台を離れる方へとお守りをお渡ししたくて、迷っておりましたところ神職の方にお声がけいただき一緒に選んでいただくことに。
神職の方とお守りを一緒に選ぶ、ということは初めてだったのですが嬉しいものですね。と、同時に願い事をお話することにもなるので、少し恥ずかしくもありつつ。
御朱印は300円を納めます。一緒にいただくパンフレットがとても勉強になります。恥ずかしながら「お伊勢七度・熊野に三度・愛宕さまには月参り」は知りませんでした。お伊勢さんも熊野にも参拝しているのに…。
仙台には伊達政宗公が張った六芒星と呼ばれる結界があるのですが、こちらの愛宕神社はその六芒星を結ぶ点の1つとなります。わたしがご紹介した中では榴岡天満宮に次ぐ2つ目となりますが、全部そろったときにまた改めてご紹介させてくださいね。
愛宕神社で参拝中、とても印象に残ったことがあります。
それは皆さん、鳥居をくぐられる際に行きも帰りも一礼をされていました。時折、そうされている方を見かけることはあっても見かけたどの方もされていて…とても愛されている神社なんだなと思いました。
神社によく行かれる方はご存知かもしれませんが、参拝の作法の中に「鳥居をくぐる際は一礼をする」というものがあるのです。細かく言い出せばたくさんの作法があるのですが、そういったことを知るのも楽しいものです。
辰巳年の方には特にご利益があるとも有名です。四季折々、移ろう木々や木漏れ日の美しさにも癒される仙台総鎮守愛宕神社へぜひ参拝へ訪れてみてくださいね。
こはくの御朱印集めは続く…
神社名:愛宕神社(あたごじんじゃ)
電話番号:022-223-6096
住所:宮城県仙台市太白区向山四丁目17-1
参考:ホームページ・宮城県神社庁