国分町で70年、仙台餃子御三家~餃子専門店 おゆき~【国分町グルメGUIDE MAP vol.22】

グルメ


餃子にはやっぱりビール!

大概の食べ物は好きだけれどその中でも餃子を食べる頻度はかなり高い。私の中で餃子は皮に主食である小麦、餡に肉と野菜がぎっしり、つまり1粒で主食と肉野菜が揃った完全食の認識なのだ。
だから忙しい毎日にあれこれ食べられない時には率先して餃子を選択してしまう。
だって彼は完全食、Perfect foodでありComplete meal、そしてアルコールにも合うという完全無欠のBuddy!

日清のAll-in PASTAよりも餃子!



店名:餃子専門店 おゆき
住所:仙台市青葉区国分町2丁目1-26
電話番号:022-225-2893
営業時間:17時~23時
定休日:日曜日
参考:食べログ

誰が言ったか仙台餃子御三家の1つ「おゆき」おゆきと言えば1976年にリリースされた将棋棋士の内藤國雄のロングセラー曲を思い出す。

先日遅くに訪れた際は満席で入れなかったから、本日リベンジは開店前から国分町をふらり。これから忙しくなるであろうマチの雰囲気を楽しみながら開店を待つ。
ついつい可愛いお姉さんの呼び込みにフラフラしそうになるのはお約束、しかし今日は完全無欠のBuddyが私を待っている。

シャッターが上げきられていないけれど、これが常らしい。

今日の1番乗りをいただきじゃい!

店内は奥に長くカウンター席のみ。ついつい年期の入ったご夫婦が内側に立っているのを想像してしまうけれど、出迎えてくれたのは若いお兄さん(イケメンというよりは苦み走ったいい男♡)

生で!

餃子と言えばビール、ビールと言えば餃子。相思相愛仲良きことは美しきかな。
と頼んだところで瓶ビールがあったことに気付いた。

しまった……ここは瓶だったか

しかしやってきた黄金比眩しいくりぃみぃな泡を乗せたビールを見た瞬間そんなことはどうでもよくなってしまった。

人間、切り替えが大事。いただきます!

まったりとしたうま味がしみじみ冴えわたるビールは黒ラベル。爽快感やシャープさは控えめので一時期の快感よりもしっかりとした麦の味とコクを感じさせてくれる。

サッポロビールは現在シェア第4位。一定の年齢層ならば強烈に覚えているであろう、Love Beer?のキャッチフレーズで山崎努と豊川悦司があらゆる事で対決をするシュールなCMで大賞をとった頃は第3位だったはずだ。
プレミアムモルツや金麦を有するサントリーにシェアを抜かされ、低迷しているといわれがちなのだが黒ラベルの出荷数は年々上昇。純粋なビールだけで比べると第3位のままなのである。特に小料理屋等の料理を味わうお店での支持率が高く、その業界ではサッポロビールを選ぶ人が多いそう。

颯爽と渇いた喉にビールを流し込んでから餃子をオーダーしていないことに気付く。普通は着席と共にビールと餃子だろう。ビールがきてから餃子を頼むだなんて随分素人ぽい事をしてしまった。
痛恨のミス、これは恥ずかしい。(個人的見解)

まぁそんなことはどうでもいい。人間、切り替えが(ry

手作り餃子は1人前10ヶ500円。その他におでんや茶めし、テールスープなどもある。定食もあるから飲めない人間も大手振ってやってこれるところが嬉しいではないか。

パリッとした焼き目とそそる香りを纏い登場。愛しき私のBuddy♡

シンプルな見た目。やや小ぶりな餃子が10個行儀よく並んでいる。

アツアツの湯気が立っている間にひとつ、いただきます。

薄目の皮はややもっちり。中の餡は肉汁のうまみたっぷり汁が迸るより前にガツンとパンチがくる。そうにんにくだ。

野菜と肉が半々の餡はにんにくがきいている。これがビールに非常に合うのだ。
餡が少なめなのも、つまみとしては最高。でっぷりした餃子は美味しいがビールのお供にするにはスリムでぱくぱくリズミカルに食べられるほうが適している。

今日のタレは酢胡椒で。かなり前から認知度のある食べ方だが「孤独のグルメ」と「マツコの知らない世界」で紹介されてからさらに一般化してきたように思う。
グループでのラーメンや飲みに行った際に誰も餃子のタレ皿に醤油を入れないのを見たときにしみじみと感じた。
ちなみに発祥は赤坂の「珉珉」と言われている。元は渋谷にあった餃子の名店の味を引き継いだ餃子界の伝説の店である。

餃子とビール、ビールに餃子という永久機関に終わりがやってきた。
飲めば無くなる、食べれば無くなる。当たり前だ。

丁度いい塩梅で、このまま帰宅すれば事なきを得るのだけれど国分町という街でそうは出来ないのが酒飲みの定め。

持って生まれた運命まで変えることなど出来ないと──

(出典:内藤国雄「おゆき」)

もうあと2、3軒まわっていこうと思います


店内は店主の趣味なのかプロレスのポスターが多数貼ってあった。

生と餃子でぽっきり1000円。
パンチのきいた餃子はビールに良く合い、焼き加減から小ぶりでつまみやすいところなど軽く飲むにはもってこい。餃子以外にもおでん等や定食もあるので飲めない日や軽く済ませたい時にも嬉しい。
何より国分町の立地で70年以上営業しているという歴史が「おゆき」の良さを充分に物語っている。

今宵もごちそうさまでした



店名:餃子専門店 おゆき
住所:仙台市青葉区国分町2丁目1-26
電話番号:022-225-2893
営業時間:17時~23時
定休日:日曜日
参考:食べログ