こんにちは、べみです。
皆さん、お元気でしょうか。
ここ最近の私は、好きなパンを食べる、文章を書く、本を読む、料理をする、その一通りの楽しみを行いつつ、自分を癒しています。久しぶりに母と料理をしたのも良い時間でした。
そんな私、とある趣味を少しばかり忘れていたことに気付きました。
それは、映画鑑賞。
気分も高まる春に観たい映画を今一度思い出したくて、まとめてみました!
[toc]春に観たい邦画5選
まずは、邦画から!
外に出られなくても日本の春を感じたい!と思い選んでみました。
学生時代から最近観たものまで年代も様々にご紹介致します。
ソラニン(2010.04.03)
画像引用(映画.com)
監督:三木孝浩
宮崎あおい、高良健吾、桐谷健太、近藤洋一、伊藤歩、ARATA他
◎あらすじ
音楽で成功することを夢見ている種田(高良健吾)と暮らす彼女の芽衣子(宮崎あおい)はOL2年目で会社を辞める。不安定な生活を送るようになる中、種田はレコード会社へ「ソラニン」という曲の音源を送る。2人とその家族や友だちの心の揺れ動き、変化をリアルに描いた青春恋愛映画。
◎おすすめポイント
世代で見え方が変わる面白さ
学生時代に観た自分と、社会人になって観た自分とまるで違って見えるのは、俳優の演技の中に流れる懐かしさとか、愛しかった時間の感覚がわたしにも理解できるくらい生きてきたからかもしれません。
逆に、芽衣子の気持ちも種田の気持ちも青春時代の過渡期だからこそ見えるものもありましたね。笑
次のステップへ進む不安
何か新しいことを始めたいと思いつつも、社会人になるとスタートが踏み切りづらいもの。「何が好きだったんだろう」「心の底から楽しいと思えることはなんだろう」と初心に帰ることって大切ですね。
辞めることが全ての解決ではなく、我慢することが全てではなく、続けていくことと続いていくことに何を見い出すかで自分の世界が変わるんだな、と感じました。
春におススメする理由は、新生活を始めたり生活を見直せる今だからこそ、観て欲しいからです。
女優・宮崎あおいが奏でる「ソラニン」
宮崎あおいさんのピュアで自然な表情の演技には終始癒されるのですが、特に映画後半に見せる歌声に大注目です。必死でギターをかき鳴らして歌う宮崎あおいさんの姿から熱量の大きさを感じて、まるでライブハウスのような臨場感です!
アジカンが歌う「ソラニン」とはキーが異なるのでカラオケでも歌いたくなる「ソラニン」。確実に宮崎さんの歌唱力とギャップの影響ですね。
画像引用(映画.com)
新しい靴を買わなくちゃ(2012.10.06)
画像引用(映画.com)
監督:北川悦吏子 プロデュース:岩井俊二
中山美穂、向井理、桐谷美鈴、綾野剛
◎あらすじ
全編をフランスでロケを敢行している。フランスのパリで出会った男女が恋をする3日間を描く。妹のスズメ(桐谷美鈴)とパリに旅行にやってきたセン(向井理)は、突然、パリの町中に置き去りにされてしまう。
宿泊先のホテルさえも分からずに居たセンは、通りすがりの女性にパスポートを踏まれ破られてしまう。その女性は、フランスでフリーペーパーの編集をしているアオイ(中山美穂)だった。
◎おすすめポイント
素晴しいタッグで生まれたラブストーリーの真骨頂
私が大好きな岩井俊二監督とラブストーリーを書かせたら右に出るものはいないほどの名作を生み出し続けている。
北川悦吏子がタッグを組んだ作品
年齢差と初々しさが絶妙にどきどきを生む北川悦吏子さんならではの恋の駆け引きと、日本の和とパリのお洒落さをどちらも取り入れた岩井俊二監督が得意な映像美をどちらも叶えていて、目の保養になります。
画像引用(映画.com)
パリに旅行に行き観光した気分に
フランスの街並みが綺麗で思わず旅行に行った気分に。特に、センが道に迷い、アオイと電話をしながらパリの街並みを歩く場面では、一緒に歩きながらホテルを探している感覚に。
凱旋門やエッフェル塔の美しさを中心にして二人の恋愛へのどきどきがさらに高まりますね。
初々しい向井理の演技にキュン
王道のラブストーリーだからこそ、様々な仕草にキュンキュンの伏線が隠されていて、思わず巻き戻したくなっちゃうのがミソ。特に一押しなのが、センがアオイの家に初めて泊まった時に、同じ部屋に眠ることを遠慮して浴槽の中で丸まって眠っていた猫のような愛らしい姿。
アオイも思わずその場面でキュンとしていたのが分かっちゃうんですよね。この二人の関係、羨ましくなっちゃうほどおすすめです。
花とアリス(2014.03.13)
画像引用(映画.com)
脚本・監督・プロデューサー:岩井俊二
鈴木杏、蒼井優、郭智博、相田翔子、阿部寛
◎あらすじ
明るく素直な花(鈴木杏)と自由奔放で勝手なアリス(蒼井優)は、幼なじみの中学生。2人はいつでも何をするにも一緒。しかし、花に訪れた初恋が2人の関係を微妙に変化させていく。
友情と恋の狭間に戸惑いつつ、大人の階段を少しずつのぼり始める2人……。誰しもが経験する一時期の戸惑い、悩み、苦しみをノスタルジーあふれる映像とともに描くスイートでビターな初恋物語。
文章引用:(filmarks)
◎おすすめポイント
岩井俊二監督作品の世界観を凝縮した映像美
岩井俊二監督のまとめを作りたいほどファンな私にとって、監督の作品の中で一番好きな作品です。自宅から学校までの通学路のさりげないシーンでさえ、こんなにも綺麗に切り取られています。
画像引用(Cinema Club Blog)
この満開な桜のシーンを皆さんに観てほしいです!
アドリブ感漂う自然な演技
蒼井優さんと杏さんに流れる空気は至って、ナチュラル。電車でたまたま隣に座った学生の会話が聞こえたかのような自然な言い回しや仕草に思わずくすっとする場面も。
「私もこんな学生時代を送りたかったなあ」と思いながら観入ってしまいます。
蒼井優がバレエを踊る姿に注目
画像引用(沖縄とシネマをめぐる冒険)
蒼井さんは、中学生までバレエを習っていたそうで、表現力も伴っていて、本当に美しいんです。トウシューズが無かったからとその場にあった紙コップをシューズ代わりにし踊るシーンは、見逃せません。
ホノカアボーイ(2009.03.14)
画像引用(映画.com)
監督:真田敦
岡田将生、倍賞千恵子、長谷川潤、蒼井優、深津絵里
◎あらすじ
ハワイ島の小さな町ホノカアで青春時代の数カ月を過ごした吉田玲雄が自らの体験を綴った同名小説を、「ハルフウェイ」の岡田将生主演で映画化。
失恋したショックで大学を休学したレオは、かつて恋人と訪れたことのあるホノカアの映画館で映画技師として働くことに。ちょっと風変わりだけど温かいホノカアの住人たちとの交流を通し、レオは少しずつ成長していく。
文章引用(映画.com)
古いハワイの街並み
画像引用(エイビーロード)
古いハワイの街並みがそのまま映し出されていて、春を超えて夏に楽しみを馳せる作品。
ハワイの広大な景色を車でドライブするシーンや、町の中にあるローカルな映画館やカフェも画になります。
豪華な俳優陣
岡田将生の初々しさが必見。現在は、大人な色気を纏った演技が注目されるようになったのですが、この作品ではくるくる天然パーマの少年のような岡田将生さんが観れます。
また賠償千恵子さんの可愛らしさも忘れられません。声が可愛いだけでなく、女性として愛らしさがあり、倍賞さんが着ている衣服までも注目してしまいました。
食欲をそそるご飯やおやつ
画像引用(おいしい本棚)
劇中に出てくるご飯やおやつは、どれも美味しそう。
こちらは、ロールキャベツを一緒に作るシーンですね。ホワイトソースでぐつぐつ煮た大きなロールキャベツに思わず唾がごくり。
そして、「マラサダ」というドーナツに砂糖をたくさんまぶしたようなお菓子がとても美味しそうなんです。
画像引用(Better Days)
この「マラサダ」は、映画館のカウンターの隅で売っていたり、とハワイでは馴染のあるお菓子だそう。
作り方も簡単なようなので、お家時間に作ってみるのもおすすめです。
あん(2011.11.12)
画像引用(エンタメブリッジ)
監督・脚本:河瀬直美
樹木希林、永瀬正敏、内田伽羅、市原悦子
◎あらすじ
舞台は満開の桜が咲く公園の一角にある、どら焼き屋『どら春』。そこで、千太郎(永瀬正敏)は雇われ店長として日々どら焼きを焼いていました。
ある日、1人のおばあさんがふらっと訪ねて来ます。店に貼ってあった求人募集を見て、ここで働きたいと言い出します。千太郎はやんわり理由をつけて、一旦は帰ってもらいます。
しかし、どうしても働きたいと再びやって来ます。おばあさんが持ってきた、あんの美味しさに感動した千太郎は徳江(樹木希林)にあん作りを手伝ってもらうことを決めました。
文章引用(エンタメブリッジ)
◎おすすめポイント
映画のタイトルでもある「あん」。
希林さんがあんこを作る姿は、まるで子どもを育てるかのよう。
「この世にあるものは全て言葉を持っていると私は信じています」
小豆がたくさん入った鍋の前に座り、語り掛けながら穏やかに微笑むシーンが圧巻です。
画像引用(エンタメブリッジ)
そんな徳江さんは元ハンセン病患者ということが町の住人に知られてしまい、どら春で働くことを辞めさせられてしまいます。そこで、徳江が書いた住所を元に千太郎は、徳江の元を訪れます。
「私たちはこの世を見るために、聞くために生まれてきた。だとすれば、何かになれなくても、私たちには生きる意味があるのよ。」
この台詞を希林さんの声で聴くことで、さらに感動し心が洗われました。
この映画も季節は春から始まります。「どら春」から見える桜の木々が続く一本道。こんな素敵な風景に佇む和菓子屋さんがあったら私も通いたい!
春に観たい洋画5選
続いては、洋画のおススメを紹介します!
邦画とはまた違う心躍る様々なジャンルを私なりの観点からお伝えします。
しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2018.03.03)
画像引用(映画.com)
監督:アシュリング・ウォルシュ
モード・ルイス(サリー・ホーキンス)、エベレット・ルイス(イーサン・ホーク)
◎あらすじ
カナダ東部の小さな町で叔母と暮らすモードは、買い物中に見かけた家政婦募集の広告を貼り出したエベレットに興味を抱き、彼が暮らす町外れの小屋に押しかける。子どもの頃から重度のリウマチを患っているモード。孤児院育ちで学もないエベレット。そんな2人の同居生活はトラブルの連続だったが、はみ出し者の2人は互いを認め合い、結婚する。
そしてある時、魚の行商を営むエベレットの顧客であるサンドラが2人の家を訪れる。モードが部屋の壁に描いたニワトリの絵を見て、モードの絵の才能を見抜いたサンドラは、絵の制作を依頼。やがてモードの絵は評判を呼び、アメリカさりーのニクソン大統領から依頼が来るまでになるが……。
文章引用(映画.com)
サリー・ホーキンスにしか出せない魅力
画像引用(Cinemarche)
モードを演じたサリー・ホーキンスの演技に惹かれます。
不器用ながらも、自分の思いを相手に伝えようと必死にコミュニケーションを取るひたむきなモードの姿に全シーンを通して心打たれるんです。
可愛さやユーモアが溢れるモードの動きや発言は彼女自身から溢れだす魅力だと思います。
二人の関係の変化に幸福を感じる
画像引用(Cinemarche)
一緒に暮らすようになったエベレットとモード。エベレットのモードに対する高圧的な態度は観ていて苦しいと感じるものがありました。
しかし、厳しい生活の中にも二人に少しずつ見えてくる絆や愛情が愛おしい映像を作り上げています。
やりたいことを実現することの充足感
「絵を描く」という彼女の好きなことの実現が映画の結末に向かって急速に展開していきます。夢を実現したり、好きなことをすることが誰の人生を充実させる上でもとても重要なことだと気付かされます。
手段や方法は、必ずしも一つでは無く、そして、お金を得る事だけが夢への一歩ではないということが二人の暮らしからも読み取れます。モードの描く絵画に純粋さや彼女の心の動きが表れています。
ココ・アヴァン・シャネル(2009.09.18)
画像引用(映画.com)
監督:アンフォンテーヌ
ガブリエル・ココ・シャネル(オドレイ・トトゥ)、エティエンヌ・バルサン(ブノワ・ポールブールド)
◎あらすじ
フランスの片田舎の孤児院で姉とともに育てられたガブリエルは、施設を出た後、寂れたナイトクラブの歌手やお針子として働いていた。そこで貴族エティエンヌ・バルザンに見初められ何不自由ない生活を手に入れるが、ありのままの自分を受け入れてくれるアーサー・カペルと運命的な恋に落ち、自らのファッション・スタイルを模索していく。
文章引用(映画.com)
シャネルが身に付ける衣服に釘づけ
孤児院育ちのシャネルが、世界のシャネルになるまでのお話が描かれているのですが、何と言っても輝かしいのはシャネルが作りだす装飾品や衣服の一つひとつ。
画像引用(cojestgrane.pl)
きらびやかなドレスを纏う時代。ドレスも装飾品も身に付けるのには重いモノが多かったそう。
この画像でも分かるように、シャネルは、シンプルにストレスなく身に着けられるお洒落を楽しんでいたようです。
オドレイ・トトゥのハンサムな美しさ
画像引用(walkerplus)
お針子として仕立て屋で働きながら夜はキャバレーで働くガブリエルの凛とした表情も女性として憧れるほど素敵。
ココは、生涯でたった一度恋に落ちましたが、生涯独身を貫きました。あえて結婚を選ばなかったのです。
シャネルが有名ブランドになるまでの背景
画像引用(http://yurui.org)
針子として働き、帽子屋になり、少しずつ才能が認められていったシャネル。決して、輝かしいシンデレラストーリーと呼べるものではない背景ですが、強く信念を持ち自分らしさを貫き通した彼女の生き方に、働く女性は心動かされること間違いなしです。
苦悩の中に芯のある決断一つひとつが華やかにそしてどこか寂しげに描かれ、お洒落を目で楽しみつつブランドの成り立ちまで勉強できるファッション映画です!
エターナル・サンシャイン(2005.03.19)
画像引用(映画.com)
監督:ミシェル・ゴンドリー
ジョエル・バリッシュ(ジム・キャリー)、クレメンタイン・クルシェンスキー(ケイト・ウィンスレット)、メアリー(キルステン・ダンスト)、スタン(マーク・ラファロ)
◎あらすじ
「ヒューマンネイチュア」のミシェル・ゴンドリー監督が、同作と同じチャーリー・カウフマンによるユニークな脚本を映画化。ジョエルは元恋人クレメンタインが、ラクーナ医院で特定の記憶だけを消去する施術を受けてジョエルの記憶を消したことを知り、自分も彼女の記憶を消そうと同じ施術を受ける。
だが、クレメンタインを忘れたくないジョエルの深層意識は施術に反抗、自分の脳内のクレメンタインの記憶を守ろうとする。
文章引用(映画.com)
◎おすすめポイント
ケイト・ウィンスレットのギャップに注目
ケイト・ウィンスレットの奇抜なファッションとヘアカラーが新鮮で可愛い!
「タイタニック」の彼女のイメージが強いため、この作品を見て新しい彼女の一面に衝撃を受けました。自由奔放に見える彼女の仕草には、何が隠されているのか、見抜いてみてください。
画像引用(映画.com)
複雑に絡み合う二人の感情
クレメンタイン(ケイト)が「記憶除去手術」を受けたことを知ったジョエル(ジム)が、何故自分との記憶を消してしまったのか?という苦悩を抱え「記憶」の波を必死で辿る苦しさがひしひしと伝わって胸が痛い!
恋愛映画と一言で言ってしまうのは、正直、もったいないです。どれほどに相手を愛しても信じきれない自分と相手に信じてもらえないんじゃないかという不安の波が押し寄せるリアルな感情は誰しもが乗り越えてきた感情だろうと思います。何度も観返して、同じ気持ちを繰り返していくこの映画が自分の恋人のような感覚になります。
昼下がりにじっくりコーヒーを淹れてお気に入りの空間で浸ってほしい作品です。
きっと、星のせいじゃない(2015.02.20)
画像引用(映画.com)
監督:ジョシュ・ブーン
シャイリーン・ウッドリー、アンセル・エルゴート、ローラ・ダーン、ナット・ウルフ
◎あらすじ
脚本を「(500)日のサマー」も手がけたスコット・ノイスタッター&マイケル・H・ウェバーが担当。末期のガン患者で酸素ボンベが手放せない少女ヘイゼルは、両親に言われて嫌々ながら参加したガン患者の集会で、片脚を切断して骨肉腫を克服した青年ガスと出会う。ガスは独自の感性をもったヘイゼルに恋をするが、ヘイゼルは相手を傷つけることを恐れて距離を置こうとする。
しかし、大好きな作家の話題がきっかけで2人は距離を縮めていき、その作家に会うためオランダへ旅立つ。そして旅の最終日、ガスはヘイゼルに重大な事実を打ち明ける。
文章引用(映画.com)
◎おすすめポイント
金髪ショートヘアーの女神
画像引用(映画.com)
まず、伝えたいのは主役のヘイゼルの金髪ショートは、女神のように似合う!
この映画を観るとショートにしたくなる人が増える予感。ちなみに私もこの頃、髪を切ってみたのですが、金髪が似合う自信はなく、諦めました。笑
自然と明るい気持ちになれるストーリー性
病をお互いに抱えているため、肉体的なハンデを背負う部分が多い2人。
それでもこの映画の中の二人の前向きで柔らかい表情といったら、観てる方が二人のハンデを忘れるほどです。
画像引用(映画.com)
2人のお茶目ないたずらやチャーミングなスキンシップについ、心が明るくなります。
病を患うことが全ての不幸なのではなく、幸せを誰かと共有できる時間が最も尊く、自分を癒すことなのだと教えてくれる。
ショーシャンクの空に(1995.06.03)
画像引用(映画.com)
監督:フランク・ダラボン
ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン、ボブ・ガントン、ウィリアム・サドラー
◎あらすじ
スティーブン・キングの中編「刑務所のリタ・ヘイワース」をティム・ロビンス&モーガン・フリーマン主演で映画化した人間ドラマ。長年ショーシャンク刑務所に入っている囚人レッド(フリーマン)と無実の罪で収監された元銀行副頭取アンディ(ロビンス)の友情を軸に、アンディが巻き起こす数々の奇跡が描かれる。監督・脚本は本作で長編映画デビューを果たしたフランク・ダラボン。
94年度のアカデミー賞では作品賞を含む7部門でノミネートされたものの無冠に終わったが、映画ファンに愛される名作として語り継がれている。
スティーブン・キングが描く長編作品
スティーブン・キングが原作ということを知り、スティーブン監督好きの私にとっては、原作も気になるところ。原作は、「刑務所のリタ・ヘイワース」というテーマで描かれています。この原題がそのまま使われなかったのは、「リタ・ヘイワ―ス」という美女役に女優が殺到することで、主旨がずれてしまうと考えたからだそう。
名作であることに変わりはないが、色褪せないにもほどがあり、3時間を超える長編だが人間模様と時代背景の細かいストーリーにのめり込み、何度見てもあっという間に感じます。
男の友情が熱い!
画像引用(映画.com)
「男の友情」をここまで心地よく、そして、温かく感じた作品は無いです。
題材は長い刑務所生活の末の脱獄劇だと思うが、人を信じることはどの環境に居ても必要なことだと私は考えさせられました。時代背景が緻密に映し出されていることで、観るに堪えがたいと感じるシーンもありました。
現代と乖離していると思う部分も多いからこそその分、人間として「変わらない」情や熱量に気付かされるものでした。
有名な脱獄後の雨のシーン
雨が降り注ぐシーンに感動の絶頂が詰め込まれており、ポスターにも取り上げられている。達成感と血がにじむような努力の結晶に思わず、ぐっと涙を堪えてしまうシーンです。しかし、実は映画はここで終わらないんです。
私の中の心に残るシーンのもう一つとしては、モーガン・フリーマンと約束の場所で佇む場面があります。決して派手ではな場面ではないけれど、このために刑務所での生活すべてに耐え、むしろ出会うために刑務所に入ったのだと思える点で胸が熱くなります。
人生は、どこまで生きていても最後まで自分にしか分からない結末があり感動があるのだと感じました。
お家時間におススメ映画アプリ
Filmarks(https://filmarks.com/)
私が気分に合う映画を見つける時、何を観ようか悩んだ時に使う「Filmarks」というアプリに記した私なりの感想も載せています。
気になる方、ぜひ、使ってみてくださいね。
◎おすすめポイント
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TSUTAYAとも連携しているため、レンタル開始日まで知ることが出来ます!
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