海外で大人気の日本食といえば、寿司やラーメンや天ぷらが思い浮かびますが、どうやら今、イギリスでカツカレーが大ウケしているそうです。
もともと日本のカレーはイギリス経由で入ってきたものらしいけど、日本のカツをのっけたものが今度はイギリスに渡って、それがブームになったから「イギリスかつカレー」として逆輸入的に売り出すという、なんかもう複雑なことになってますが、とにかく美味しかったのでご紹介します。
今年3月に、立町(広瀬通沿い)にオープンしたテイクアウト揚物料理「あげものがかり」。
店構えは、いたって普通のテイクアウト店でございます。
が、ドアを開けると、、、あらまーオッサレーな雰囲気で、ミニギャラリーになってます。
斜陽が降り注ぐ店内には、所狭しと素敵な絵が展示され、パワーストーンのアクセサリーがキラキラして見入ってしまいます。
お店のオーナーは、油絵やアクセサリーデザインを手掛けるアーティストのChiara TAKAKO(キアラタカコ)さん。
そして、料理人は、仙台城下の結界六芒星を発見した歴史家の稲辺勲氏(イナベノセイメイ)です。
稲辺氏は、東日本大震災以前は仙台駅前で「いな穂」という居酒屋を経営しており、「せり鍋元祖」を発明した方なのです。
洋のアートと和食が合体した、なんとも不思議空間で、噂の『イギリスかつカレー』を注文しました。
特製ソースとタルタルがかかった大きなチキン(国産)カツが、2個も乗っかってます。このボリュームで税込み600円ですよ奥さん。
イギリスではイスラム教徒(豚は禁忌)が多いのと、カリブ系移民がチキンを好むことから、カツはチキンが主流だそう。
揚物専門店ですから、カツが美味しいのはあたりまえだのクラッカーでございます。
私が感動したのはルーです。今まで出会ったことのないコクといいますか、スプーンが止まらない美味しさなんですよ。
イナベノ親方曰く「醤油ベースの和風テイスト」。なるほど納得です。
イギリスでは国民食になるほどの勢いで食されているそうですが、たぶんきっとおそらくやはり、日本のコレにはかないますまい。
ごはんは新米を使用。素材の良さとこだわりが伝わる絶妙なバランス。急いでかっこむのはもったいない味わいです。
上に乗っけるカツを日替わりで、毎日食べたい。
ちなみにカレーメニューは他に「エビフライカレー」「カキフライカレー」「バナカツカレー」があります。
バナカツは、バナナのかつです。これが意外にも人気があるということで、次回はバナカツカレーに決まりです!
もうひとつ、あげものメニューの「MIX」を注文してみました。
通常のMIXは、とりかつ、鮭フライ、サゴシ竜田、エビ、味噌唐揚げの五色で税込み770円ですが、今回ワガママを受けてくださいまして、海の幸でまとめていただきました。
鮭フライ、サゴシ竜田、カキフライ、ホヤの4種。
鮭は身が厚くて食べ応えあり。サゴシは聞きなれない魚ですが、サワラが成長した出世魚です。
気になっていたホヤですが、これ臭みが全く無くて歯ごたえも良く、生が苦手な人でも絶対いけます。
カキは、これからの季節東松島鳴瀬直送だそうです。
こちらのキャラクターは”五色乱れハート””の陣羽織を着た「あっぱれまーちゃん」。
あげものって、家で作るとなるといろいろ大変なんですよね奥さん。
こんなに安くて美味しく提供してくれるお店ができました。是非お立ち寄りくださいな。
店名:あげものがかり+ガレリアフェニーツェ 星の街ギャラリー
住所:青葉区立町1-7(広瀬通)
電話:070.2636.8280
営業:11:30~14:30/16:30~20:00
定休日:毎週火曜と土曜