こんにちは、Jacklinです。5月って、清々しく過ごしやすいお天気の日が多いですよね。4月からの生活の変化で、ちょっと憂鬱な日もありますよね。そんな時は深呼吸をしに、世界でも類を見ない「空気神社」に出掛けてきませんか。
空気を祀った 空気神社
場所は、山形県朝日町。仙台宮城ICから東北自動車道に入り、山形自動車道、東北横断自動車道を経由して、車で1時間45分くらい。結構遠いから「今日は空気神社にいくぞ!」と計画を立ててからお出掛けください。
目的地に到着するまでに、道の駅は3か所~4か所寄ることができます。今の時期は山菜がたくさん売っていて、スーパーで見るお値段よりだいぶ安い印象。リンゴとワインが有名のようで「リンゴ」ののぼりが沢山立っていました。
しかし、リンゴはひとつも売っていませんでした…お店の方に尋ねたところ、昨年のリンゴは売り切れて、8月下旬くらいから今年のリンゴが販売されるとのこと。リンゴって青森のイメージでしたが、山形のも美味しいですよ。
写真はありませんが「道の駅あさひまち リンゴの森」のすりおろしリンゴソフトクリームがさっぱりしていて美味しかったです。
長~い山道を車で上ると「Asahi自然観」があり、ホテルやコテージ村が現れ、冬はスキーやスノボもできるみたい。
駐車場は、ナビを頼りに行くと通り過ぎてしまうので、石碑を頼りにお出掛けください。参道に鳥居はありませんが、6/3土曜日からのライトアップの案内がされていました。
参道は、歩きやすい山道。奥行広めの階段がずっと続きます。舗装されていないし、手すりもないので、並んで歩くのは危険かも。足元をしっかり確認して進んでください。虫よけ必須。
参道には、古代中国の五行の思想を取り入れた「木・火・土・金・水」にちなんだモニュメント。これは「木」。木でできているようです。ヒマラヤの回して拝む「マニ車」を真似て、グルグルと回せるようになっています。
「火」。ロウソクを灯せるようになっているようです。
「土」。土色に塗られています。
「金」。金色に塗られています。
最後は「水」。上からちょろちょろと水が出ています。この水はブナの森の水が湧き出る仕組みになっているそう。身と心を清める「手水舎」の役割のようです。
長い参道を抜けると異空間。
参道を抜けると、空気神社の由来が書いてありました。
きっかけは一人の町民の想い。「八百萬の神の社が様々あるのに、私たち生き物にとって一分一秒その恩恵をいただかなければ死滅してしまう「ありがたい空気」を祀る事を忘れていた。空気神社を朝日町に建てよう」と、提唱したのがはじまりだそう。
空気神社を建立するにあたり、コンペティションを行い、なんと東北工業大学の谷津憲司先生が設計したものが採用されたそう。仙台ともご縁があったんですね。
参拝方法も独特。二礼のあと、拍手は「春夏秋冬」の四回。両手をV字に空高く上げ深呼吸。そして一礼。
いつもと違った参拝なので、ちょっと恥ずかしいし、宇宙と交信しているかのよう。
これが新緑の時期の「空気神社」。
フォトジェニック!5メートル四方のステンレス製鏡板にブナ林が映っています。美し~い♪
こちらは斜めから見たところ。お風呂のようにも見えます。毎年6月に開催される空気まつりの時には、この上で巫女の舞も奉納されるよう。
平日じゃなければ出掛けてみたいけど、この山の中に一体何人くらいの方が集まるんだろう…
空気って当たり前のものだと思ってしまいますが、感謝の気持ちも大切ですね。
いつも美味しい空気をありがとう!
空気神社
住所:山形県朝日町白倉745-1
休業日:冬期閉鎖
駐車場:参道入口 約20台 (ASAHI自然観敷地内 約800台)
問合せ先:朝日町観光協会 0237-67-2134
ウェブサイト:令和5年空気まつり
参考:ASAHI自然観敷地内にあります。
※空気神社は宗教法人ではありません。