左右の瞳の色が違う虹彩異色症-オッドアイは、時々白猫に見ることができます。
水色とイエローの、宝石のような眼を持つ猫は、幸運を呼ぶなどといわれてますが、人間にオッドアイが生まれる確率は1%以下で、白人で0.6%、日本人だともっともっと少ないそうです。
原因は先天性と後天性があり、後天的でオッドアイになった有名人は、2016年に亡くなったデヴィッドボウイ。
日本人でも何名かいらっしゃるようですが、よぉぉぉく見ないとわからないという感じですね。
-政宗は5歳の時、疱瘡(ほうそう)という病気にかかり右目を失明してしまいました。その右目が飛び出し、世にも恐ろしい異様な顔になってしまっていたのです。
家来たちは遠慮して、目に関することには一切触れることはなかったのですが、政宗自身はとても気にしていました。
ある時、家臣たちを前にして「この飛び出してる目をつぶしてくれ」と言いました。
たじろぐ家臣たちを尻目に、「私めでよろしければ」と前に出てきたのが、片倉小十郎景綱でした。
うなずく政宗に、脇差を抜いてためらうことなく膨らんだ眼を突き刺し、中の膿を抜きました。
政宗は、ざわめく家臣たちを前に苦しさをかみ殺し、布で眼を縛り「ごくろう」といって家臣たちを下がらせました。-©星の街仙台
このようなエピソードが残されていますが、どう考えてもそんな無茶な!眼帯をする理由を作り上げた、と言わざるを得ません。
専門家が語る政宗オッドアイ説とは
テレビ東京の『新説!?日本ミステリー』2009年放送の番組内で、昭和49年に政宗の墓を発掘・調査された際の、驚愕の事実がそれを物語っている。
内容としては、政宗の遺骨を分析した結果、「眼窩には異常がなかった」つまり、政宗には両目があった。
しかし記録には、政宗はその右目をはずかしく思っていた、とあります。
が、眼帯を常用していたという記録はどこにもないらしい。後世の独眼竜のイメージ的戦略でしょうか。
先天性だとすれば、色素の薄い白人の血が流れていると起きやすいとのこと。
頭蓋骨は長頭型で額が広く、鼻筋の通った美男子であったという記録からも、白人の血が流れていた可能性ありという説。
他にも、母の義姫の夢枕に現れた白髪の僧(銀髪の外国人?)が「胎内を借りたい」と言って、夢から覚めた時政宗を身ごもった、という記録がある。
政宗のハーフ説は置いといて、政宗公は、後世に残す自分の肖像画は両目を描くように遺言している。
現代ならば、コンプレックスどころか、政宗公のカリスマ性がますます萌えあがるだろう、独眼竜ならぬオッドアイ・政宗!
*右目になんらかの障害(定説は天然痘)があったことは記録されているが、オッドアイの根拠は依然として闇の中。
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