こんにちは!こはくです。
仙台に戻ってすぐの頃、1度参拝へ行っていた野中神社。
その時に”毎月11日は野中神社の縁結日”のポスターを見て、11日に行こう!と思いつつ今頃になってしまいました。
伊達政宗公が城下の中心点と決めた、縁結びと商売繁盛の野中神社をご紹介します。
神社名:野中神社(のなかじんじゃ)
電話番号:022-227-4851(サンモール一番町商店街振興組合)
住所:宮城県仙台市青葉区一番町2丁目7-18
参考:サンモール一番町(野中神社)
地下鉄東西線「青葉通一番町駅」より徒歩10分
JR仙台駅より徒歩15分
仙台にはアーケードがたくさんありますよね。まだ時折、迷子です…。そんな時にはキッドさんのこちらの記事を参考にさせていただいてます♪
たくさんあるアーケードのひとつ、サンモール一番町を歩いていると見えてくる提灯。この提灯を目印に、YAMAHAさん側を見ると…
野中神社への入り口が見えます。これだけ見ても「え??」って最初は思うかもしれません(こはくはそうでした)
半信半疑のままでもそのままテクテク歩いて行くと、チラチラと赤い幟(のぼり)が見えてきます。コインパーキングがあるためか意外と車通りもあるので、気を付けてくださいね。
野中神社さんへ到着です!!嗚呼なんて不思議な入り口!2度目でもやっぱりこの風景にはまだびっくりしてしまいます。
一の鳥居(境内の一番外側の鳥居)をくぐってたくさん奉納されている幟(のぼり)を右手に、左側にマンション!を見ながら参道を歩いて行きます。鳥居の奥もビル…不思議空間ですよね。
二の鳥居をくぐり、左へと曲がります。
たくさん絵馬がかけられたところを通ると、風の音でカランコロン♪と綺麗な音が鳴っていましたよ。
「ここち」というオブジェ?(と呼んでいいのかな)があり「見て、触れて、心地よい形」ぜひ触れてみて下さいと書かれています。
手水舎代わりなのでしょう、蛇口をひねってそのままのお水で手を洗い清めます。…と、そこへ「お茶でもいかがですか?」と、お声がけいただきました。
声の元は普段なら閉まっているこちらから…?!この写真は以前参拝した時のものなのですが、ご覧の通り普段は閉まっており何をするところかすらわからなかったのでちょっとびっくり…。「参拝した後お邪魔します」とお返事をさせていただき、まずは参拝へ。
野中神社の由来の石碑です。
慶弔5年(1600年)関ヶ原の戦いでの戦功(せんこう=戦争であげた功績・戦いの手柄)により新たに刈田郡を加増(かぞう=領地・禄高(ろくだか=武家時代に、主人から与えられる給与の額)などを加え増すこと)された伊達政宗公は、城を岩出山から千代(せんだい)に移すことになりました。この年の12月24日政宗公は青葉ヶ崎(本丸の地。仙台城の俗称を青葉城と呼ぶのはこのため )に登って築城の縄張りをおこない「千代」の地名を「仙臺」に改めました。今から約400年前、政宗公が34歳の時のことです。
かくして、あくる慶弔6年(1601年)正月11日を吉辰(きっしん=よい日。めでたい日。吉日)として縄張始(なわばりはじめ=縄を張りめぐらして境界を定める)の指揮をあげ、あらかじめ設計された絵図に従って町割(まちわり=町の区画。計画的に土地を仕切ること)が進められ1月末には完了しました。
また城普請(しろぶしん=城の工事)と城下建設の工事も同時に始められました。
家臣と町人が岩出山から仙台に移ったのは慶長6年とも7年とも言われますが、その時の仙台の戸数は1万8百、人口5万2千と全国屈指の大城下町と呼べる都市でした。
野中神社のあるところは城下建設にあたって、政宗公が城下の中心点と定めたところであると言われ、町割の縄張りに使った縄を集めて土中に埋め、その上に野中神社を祀ったと言い伝えられています。旧暦6月24日が祭礼とされ仙台の夏祭りの一つでしたが、今は三社まつりとして毎年7月下旬に一番町をあげての盛大なお祭りが行われています。
現在の社殿は昭和63年に再建したもので、縄にちなんで縁結びと商売繁盛の神として崇拝されています。
縄張始が11日だったため、毎月11日が縁結日になったんですね。
なんだか不思議な光景です。三の鳥居をくぐり、階段をのぼっていきます。
さぁ、社殿が見えてきましたね。階段右下、先ほどの写真では閉まっていた扉が開いており目を凝らすと提灯が見えていますよ。
社殿に到着です!参拝させていただきます。
神社幕(じんじゃまく=神社の拝殿前方に付けられている大きな神紋入りの幕のこと。野中神社さんは”奉納”の文字も見えるので奉納幕とも言われます)に、ちらりと伊達家の三引両紋(さんびきりょうもん※読み方は所説あり)が見えていますね。青葉神社さんへ参拝してからというもの、伊達政宗公のイメージでもありそうな家紋の竹に雀より多く見るんじゃないかと思えてきました。
<竹に雀/仙台笹>
伊達政宗公といえば!な家紋。
<三引両紋>
伊達家で一番古くから使われている家紋。
向かって左側、もう一つは左三つ巴と呼ばれ日本で古くから多くの神社に使われている神紋(神社特有の紋)となります。
<左三つ巴>
回転方向左右に意味の違いはないとされています。始まりは八幡神社系とされ、その後他の神社にも広がりました。和太鼓などに描かれていることも。
自動販売機なおみくじを待つ間、ふと社殿を見ると綺麗な「野中神社」の文字が見えて思わず写真におさめてしまいました。
じゃん!こんなおみくじが出てきます。結果は吉でしたが、わたし的に内容が良かったので大事にお持ち帰りです。
おみくじについても諸説あるかとは思いますが、個人的には神社の指定の場所に結んで帰っても、持ち帰ってもいいのではないかと思っています。ただ、持ち帰る際は取り扱いにだけ注意した方がいいと思いますよ。
いつもは閉まっている扉が開いている…!なんだか秘密の場所にお邪魔する気分でした。中にいらしたお姉さまは3人。お声をかけて、おみこしを撮影しようと思ったら「綺麗に映るのよ♪」とおみこしへお声をかけていらして。お姉さまに一気に親近感でした。笑
以前、割と長めに仙台に住んでいてもご縁がなかった仙台七夕。日本三大七夕(仙台七夕まつり・おりもの感謝祭 一宮七夕まつり・湘南ひらつか七夕まつり)のうち、こはくが行ったことがないのはナント仙台だけ!!今年こそは!と意気込んでいるのですが、こちらで先に仙台七夕に触れることができました。
このお写真、とても素敵♪だと思っていたら実物の政宗・愛姫七夕を見せていただけました(愛姫=めごひめ:政宗公の正室)。全て手作りで一つとして同じものがなく、手作りの中にこだわりがたくさんあり、台座に見えている二つの結びは縁結びストラップにも使われているもので政宗公と愛姫なのだそうです。
最近はライバルが増えちゃってね…なんてお話もされていましたが、政宗公と愛姫の七夕飾りはこちらのものだけだそうです。
絵馬とお守りの一覧と値段表です。額の真ん中のリボン結びがとても可愛いです♪
お札やお守り、絵馬などがずらり。毎月11日だけでなく週に1度はこちらを開けるようにしている、とおっしゃっていましたがみなさん婦人会のボランティアの方だそうで”家のこともあるし決まってはいない”とのことでした。週に1度の時に出会えたら嬉しいですね。
お札やお守りは、サンモール一番町商店街振興組合(一番町2-5-5東一中央ビル4F)にて、10:00~17:00(平日のみ)にご購入いただけます。購入できるそうですよ。
お茶とお茶請けをいただきました。こちら、婦人会のみなさんのポケットマネーから出されているそうです!この日はあたたかなお茶でしたが、夏は冷たいお茶、冬は甘酒などを出されているそうです。なんて素敵なお心遣い…♪
美味しくいただきながらしばらく雑談、みなさんとても朗らかで楽しいひと時。わたしのお隣には、おひとりでいらっしゃっていた男性。…完全にタジタジでしたよね。笑
たくさんお話してくださったお姉さまの「縁結びというと男女ってイメージだけど、そうとは限らないわよね」という一言に激しく同意です。お仕事にしろ住むところにしろ「ご縁」ってありますよね。
アーケードに戻る時に見える提灯の面がこちらです。
御朱印についてはどこにも案内がなかったのですが、お聞きしてみたところ「書きますよ」とのことで書いていただけました。御朱印は300円を納めます。
こちらの御朱印は基本的に書いてくださるお姉さまがいらっしゃる時でないと難しいということで、とてもラッキーでした。11日に野中神社さんに参拝して、御朱印をいただけたら良いですね♪
作られているお姿を目の前で見て購入を決めた、手作り七夕飾りのミニ色紙。一緒に七夕七飾りの説明書が入っています。気になる方はぜひお手に取ってみてくださいね。手作りのあたたかさに選びきれず、県外に住む方へ贈ろうと2枚購入を決めました。1枚500円です。
他の参拝者の方と「プレートまでもが可愛いですね」と盛り上がった、野中神社オリジナル縁結びストラップも購入。手作りなんて素敵ですよね。あったかい雰囲気の中、気付いたら見知らぬ参拝者同士でも自然と言葉を交わしていました。
お守りなどを購入すると「お礼」としていただけるものです。袋も可愛くて、とっても嬉しかったです。中身は…ぜひその目で。素敵なご縁がありますように。
お茶をしながらお姉さま方が「私たち後期高齢者だからいつまで出来るかわからないけれど、出来るうちはおもてなしが出来たらいいな」とおっしゃっていました。どこで知ってお参りに来て下るのかわからないけれど、参拝してくださる方が増えるのは嬉しいことだわ、とも。
帰り際にはみなさんに「またお参りにいらしてくださいね」とお声がけされていました。
縁結びと商売繁盛のご利益がある野中神社さんで、素敵なご縁をいただきました。もうすぐ野中神社・和霊神社・えびす神社の一番町三社祭が行われます。ぜひお祭りを楽しみながら、参拝へ行かれてみてくださいね。
今年は7月20日(土)宵祭り・7月21日(日)本祭が行われます。
みなさんにもたくさんの素敵なご縁がありますように。
こはくの御朱印集めは続く…
神社名:野中神社(のなかじんじゃ)
電話番号:022-227-4851(サンモール一番町商店街振興組合)
住所:宮城県仙台市青葉区一番町2丁目7-18
参考:サンモール一番庁(野中神社)