こんにちは!こはくです。
今回は以前から気になっていた東松島市野蒜(のびる)にある『KIBOCHA』へお出かけしてきたのでご紹介します。
施設名:KIBOTCHA(キボッチャ)
住所:宮城県東松島市野蒜字亀岡80番
電話番号:0225-25-7319
営業時間:
(室内パーク)10:00~17:00
(森のKITCHIN)11:00~21:00(平日11:30~)
(大浴場)10:00~21:00
定休日:毎週火曜日
参考:公式ホームページ Instagram
<電車>
JR仙石線 野蒜駅よりおよそ徒歩5分
<車>
三陸自動車道 鳴瀬奥松島ICよりおよそ10分
KIBOTCHA(キボッチャ)の由来は、「希望(きぼう)」「防災(ぼうさい)」「未来(フューチャー)」を組み合わせた言葉で、「これからの時代を支える子どもたちの未来に命の大切さを伝えたい」という気持ちから名付けられたものです。
(引用元:公式ホームページ)
『KIBOTCHA』は東日本大震災の津波被害を受け廃校となった「旧野蒜小学校」をリノベーションした防災体験施設です。
受付
入口でサーモグラフィーの検温、そして手指の消毒。咳エチケットの見直しも。
コチラで利用施設によりかかる料金などを支払います。
施設利用料金一覧(HP掲載)
一般・660円/小中学生・330円
■1階・浴場のみ利用
一般・440円/小中学生・220円
■2階・室内パークのみ利用
一般・440円/小中学生・220円
■レストラン・売店・展示室等の入場 無料(一部イベントを除く)*未就学児の入場 保護者の方が同伴の場合、無料
*他にJAF割引や「どこでもパスポート」など割引対象となるようです。
1階 レストラン 森のKITCHEN
受付を終え、まずはお食事から。
入口近くにあるタッチパネルでの操作です。
メニューは公式サイトで確認できますが、キッズメニューも豊富で幅広いラインナップでした。
こちらからどうぞ♡公式サイト
お食事を注文するとドリンクバーがついてきました…びっくり!
テーブル席にはアクリルガラスが設置されていましたよ。
東松島豚ロースカツ定食 1,200円
ボリュームにびっくり…!呼ばれたら自分で取りに行くスタイル、重さずっしり。
お肉の脂に甘みがありあっさりしていて、食べやすい♡
東松島豚、推せます!!
肉じゃがも切干大根の煮物も味がしみしみ、とっても美味しかったです♪
他のメニューも食べてみたいな。
1階 浴場
学校で入るお風呂…宿泊だけでなく、日帰り入浴も出来るということで気になりますね。
授乳室もありました…!
2階へ向かいます
「学校っぽいー!!」って思った階段…(そりゃ学校なんですもの)
踊り場にある掲示も学校感がとってもありますよね。なんだか懐かしい…。
うわー…学校の廊下だ!!走っていいですか?(ダメです)
2階 室内パーク
もしもの時に備え、遊びの中で防災意識を体感して学べる。
そんな施設を目指して設計されている室内パークです。
非常時には300名規模の一時避難場所として、地域に貢献します。
(引用元:公式ホームページ)
一見、よくあるような可愛らしい遊具たちに見えますが遊びの中にも「防災意識」が芽生えるようにとのコンセプト。
ここは山…?
頂上にはヘリポート。高台に登るイメージがわきます。
ここは海でしょうか。
船の遊具の向こう、津波のような波の上に船が乗っている絵が見えます。
他にも遊具があるのですが、全体的に「のぼる」「つかまる」「身体を低くする」「くぐる」遊具が多い印象でした。
防災にもつながり、役立ちそうですよね。
2階 学習・資料館
2階と3階には、かつて学校だった趣が色濃く残る教室を思わせる大部屋がいくつかあります。
震災の記憶を伝える「語り部ルーム」をはじめ、会議室・工作室・図書室などがあり、防災訓練をはじめ、リクレーションや展示会、会議や講義・制作作業場・室内運動など、多様な用途でご利用いただけます。
(引用元:公式ホームページ)
担架の作り方やロープの結び方、火おこしの展示。
結び方にも色々。事前に練習をしておかないと使えませんよね…
『着衣水泳の訓練法』と『公衆電話のかけ方』の掲示。
お子さん達で使える子はどのくらいいるのでしょう?
公衆電話、わたしはもう随分と使用していません。
最近では小銭を持ち歩かないことも多々なので、少し意識しようと思いました。
そう思うと、テレホンカードってある意味画期的だったんですね…!
緊急用自販機の展示。
シアタールーム
視聴覚室を思い出し、なんだかちょっとソワソワしました。
シアタールームでは縄文時代のお話や、東日本大震災の実際のエピソードを基にした映像も流れます。
園児をテーブルの上にあげて歌を歌い不安な時間を過ごしつつも救助を待った保育園。
地震の後、園児を乗せ沿岸部に向かった幼稚園バス…
「誰かを守るため」行動したはずの「判断」の重み。
どうすれば良かったのか、何が違ったのか、考えさせられます。
デジタル資料館では東日本大震災だけでなく、過去に起きた震災についても学ぶことが出来ます。
年表を見ると「関東大震災」の被害者数が桁違いに多いことがわかります…
迫ってくる言葉たちが重い…
正直、とてもしんどい気持ちになります。
とはいえ「命を守るために学んで考えること」
そして、「語り継ぐこと」はこれからの災害時にも必ず役立つと思っています。
東日本大震災当日も学校にあったものが展示されています。
この時計は平成23年3月11日、東日本大震災で被災した際に旧野蒜小学校校舎に設置されていたものです。
校舎のほぼ中央付近に設置されており、その様子は被災した当時の写真で確認できます。
旧野蒜小学校に関係する方々のご要望もあり、当施設において当時のまま展示しております。
(引用元:時計前掲示)
学校名の後ろに見えている黒板も当時のまま。職員室に設置されていたものだそうです。
3階 宿泊室
中まで立ち入ることはしませんでしたが、こんな雰囲気なんですね。
いつメンの顔ぶれがよぎりました。
その他の様子
壁に津波ラインを見ると、その高さに驚かされます。実際にご確認くださいね。
校舎前にある星形モニュメントの中にはハンモック。
…ゆらゆらされたい衝動はこらえました…。
サンドアート
グラウンドにはサンドアート。
東北の未来を担う子供たちへ
未来への創造を砂にこめて
東松島サンドアートプロジェクト2019
2011年3月11日14時45分東日本大震災発生。
約50分後、津波がこの地に押し寄せ、ここ東松島市では、1,109名の方がお亡くなりになりました。
そしてなお、24名の方が今も行方不明です。
ここ野蒜地区は、500名以上の方がお亡くなりになられた市内で最も被害が大きかった地区です。
この場所にあった旧野蒜小学校体育館も、様々な思いが交錯する中、2013年に解体されました。
そして2019年9月、様々な想いを未来につなぎ、あの日を忘れず前を向いていくために、「祈り」「鎮魂」「感謝」を心に刻み、この地に、祈りにも似た美しいサンドアートを彫刻家保坂俊彦氏の手により、創り上げました。
命の大切さ、自然の素晴らしさや豊かさを知る、子供達の笑い声が絶えず、心豊かな場所でありますように。
(引用元:サンドアート前掲示)
砂と水だけで作られているそうです。凄いですね…!
おわりに
野蒜地区には個人的な思い入れがあり、今も思い出せる風景があります。
わたしも含め1人1人が「過去のこと」としてではなく「これからも起こりうること」として命を守る習慣が身近に、そしていざという時に命を守るための知恵を発揮出来たら良いなと思いました。
知っているのと知らないでは大きな違いが生まれます。
森のKITCHENの食事も美味しいですし、子供は楽しく遊びながら・大人は懐かしい雰囲気の中での学びを是非。
イベントも随時行われているようです。
イベント情報
施設名:KIBOTCHA(キボッチャ)
住所:宮城県東松島市野蒜字亀岡80番
電話番号:0225-25-7319
営業時間:
(室内パーク)10:00~17:00
(森のKITCHIN)11:00~21:00(平日11:30~)
(大浴場)10:00~21:00
定休日:毎週火曜日
参考:公式ホームページ Instagram