福島を撮り続けるカメラマン中筋純氏の写真展示2日間【流転】~仙台メディアテーク

地域イベント情報

3.11の原発事故の後、帰還困難区域に仕事で出入りしたことのあるユーホーです。

人の消えた町に、野生の生き物や植物が謳歌し、除染作業の工事車両が通るたび、汚染された土壌の土埃がもうもうと立ち込めていました。

まるで原始に戻れといわんばかりに、ギラギラの太陽が、アスファルトや真っ黒なフレコンバックをジリジリと溶かしかねなかったあの夏。

これは本当にヤバイことになったのだ、と実感。

それでも自然は雄大で、人間など到底太刀打ちできない、福島は、美しかった。

足を踏み入れるたびに、別次元に迷い込んだような感覚に襲われました。

中筋純氏 写真展示「流転 福島〜コンセントの向こう側〜

3.11後、福島を撮り続けているカメラマン・中筋純氏の写真と映像を展示する【流転】が、仙台メディアテークで2日間開催されます。

「流転 福島〜コンセントの向こう側〜」
日 程:2021年11月5日(金)・6日(土)
会 場:せんだいメディアテーク
1Fオープンスクエア
時 間:10:00~20:00
入場無料

浪江町の街並みを写した全長7.5メートルの作品『ストリートビュー』の展示もあるそうです。

世界一福島を見てきた男”スージー”こと中筋純氏

  • 2007年 チェルノブイリ原発のその後を記録開始
  • 2011年 3.11後、福島の原発被災地記録開始
  • 2016年 チェルノブイリと福島の写真展を全国巡回開始

ある日突然に、人が住めなくなった町や村々が、どのようにして朽ちていくのか、近未来の日本の姿を写したような作品の数々に、『復興とは なんだろう』と考えさせられます。

画像は中筋氏の掲載許可を得ています。

関係ないでは済まされない”人類の危機”を経験した私たちにとって、10年経とうと忘れてはならない真実の記録です。

写真展は2日間のみの展示となりますので、是非お立ち寄りください。

フェニックス・プロジェクト2021〜10年/今、この地に生きる〜
福島産演劇×トーキョー産演劇×写真×クロストーク

《フクシマを通して見る今と未来》

日 程:2021年11月6日(土)、7日(日)
開 演:各日13:00 (開場:12:30)
会 場:せんだいメディアテーク 7Fスタジオシアター (〒980-0821 仙台市青葉区春日町2-1)
料 金:一般3000円、U25 1500円
(プログラム全てご覧になれます/日にち指定・全席自由席)
お問合わせ:phoenixproject2021sendai@gmail.com
電話:03-5909-3074
[一般社団法人日本演出者協会事務局 平日11時〜18時]

【プログラム】
11月5日(金)/6日(土) 1Fオープンスクエア
10時〜20時 中筋純 写真展『流転』

11月6日(土)、7日(金) スタジオシアター
①13時〜14時 クロストーク1(舞台映像紹介有り)
②14時半〜16時
風煉ダンス朗読劇『まつろわぬ民 2021更地のうた』&白崎映美ソロライブ
③16時半〜17時半 クロストーク2

★クロストーク(登壇者と来ていただいた皆様)
= クロストーク 登壇者 =
・流山児祥(演出家)流山児★事務所
・鵜山仁(演出家)文学座
・吉田千亜(フリーライター)
著作:「孤塁」「ルポ母子避難 消されゆく原発事故被害者」など
・あまのかずひこ(福島大学特任教授)
著作:「災害復興支援学」「震災からの教育復興―過去、現在から未来へ(分担執筆)」など
・中筋純(写真家)

著作:「流転チェルノブイリ」「かさぶた 福島the Silent Views」「コンセントの向かう側」
・林周一(作家・演出家)風煉ダンス
・佐藤茂紀(作家・演出家・高校教師) 劇団ユニット・ラビッツ

チケット予約フォーム
https://www.quartet-online.net/ticket/phoenix2021-2

フェニックス・プロジェクト2021特設サイト
https://phoenixproject.studio.site/

風煉ダンス朗読劇『まつろわぬ民2021更地のうた』
作・演出 林周一
出演:白崎 映美、反町 鬼郎、瑠華(劇団ユニット・ラビッツ)、牧田 純一(しらかわ演劇塾)
演奏:ファンテイル

PHOENIXPROJECT2021〜10年/今、この地に生きる〜 (studio.site)

せんだいメディアテークについて

施設名 せんだいメディアテーク
住所 〒980-0821 仙台市青葉区春日町2-1
代表電話 022-713-3171
FAX 022-713-4482