こんにちは、POCHIです。仙台の名産品『長なす漬』を皆さんは食べたことがありますか?
この季節にはピッタリのあっさりした美味しいお漬物。
POCHIは宮城に来たばかりの頃、試食で一口だけ食べたことがあったのですが、お祭りみたいなイベントの試食で何かに気を取られながら食べたせいもあって、これといった思い出も無い食べ物でした。
しかし!先日、スーパーで特売になっていたので購入して食べてみたところ、たいへん美味しくてびっくり!!
「こんなに美味しくて上品な漬物はもっと世に広めなければ!!」と思い本日はその件をお伝えしたいと思います。
宮城の名産品『仙台長なす漬』とは?
「大人の薬指程の大きさの茄子のお漬物です」と説明してしまえば確かにそうなのですが、実は素材である『仙台長なす』が他にはあまりない特別なものなのです。
『仙台長なす』とは?
画像の引用元:岡田の仙台長なす漬本舗のHP
スーパーなどでは販売されていない細くて小さな茄子です。皮はうすく、身はしっかりしていてお漬物にはとても適していると言われています。
400年以上の歴史をもつ「仙台長なす」
「仙台長なす」は、今から400年以上前の文禄2年(1593年)、仙台藩が朝鮮出兵の帰りに、博多から種を持ち帰り、領内で栽培したのが始まりと言われています。さらに、享保4年(1719年)に完成した仙台藩の地誌『奥羽観跡聞老志(おううかんせきもんろうし)』には、「広瀬川下流のものを上質とす」という記述があり、「仙台長なす」が、古くから仙台周辺で栽培されてきた歴史ある野菜ということがわかっています。「仙台長なす」はとってもデリケート
「仙台長なす」は、同じ伝統野菜の「仙台白菜」や「仙台せり」のように、スーパーなどであまり見かけないのにはわけがあります。それは、生産農家の少なさと傷みやすさ。皮の薄さが特徴の「仙台長なす」は、漬物にしたときの食感がいい反面、とても傷つきやすい野菜です。そのため、収穫も漬物づくりもスピードが大切。朝早く収穫し、その日のうちに漬け込むことで、希少なおいしさをお届けしています。引用元:岡田の仙台長なす漬本舗のHP
生産量が少ない上に、皮が薄くて傷つきやすいからスーパーなどであまり見かけないんですね。
『仙台長なす漬』は、どんなお味?
基本的に「塩味」「しょうゆ味」をベースにしたシンプルな味わいだということですが、時々「味噌味」もあるそうです。
「なす」だから夏場にしか販売されていないの?
「一年中販売されています!」
栽培に工夫があり寒い時期は、温暖な地域での栽培が行われているので一年中購入が可能なのです。
『仙台長なす漬』は、どこで買えるの?
基本的には仙台駅のお土産売場では常に販売されています。また、宮城県内のスーパーでも取り扱いがあるお店があります。
仙台市内のスーパーでは販売されているのを時折見かけます!
『仙台長なす漬』の魅力を語ります!
今回は宮城県柴田町にある豊屋食品工業さんの『ゆたかやの一夜漬 』を購入してきました!
この品のあるフォルム!
何がしかの和食に添えても絵になるし、そうめんやサラダにそのまま乗っけたりしたら「え!?」と素敵なインパクトを与えること間違いなし!勿論、そのままでも十分な気品有り!
そして、美しい色合い!
製造の皆様もその技術を競っておられるこの美しい青色。業者さんによってはミョウバンなどの化学調味料等を使用しない場合もあるというので、驚きです。
勿論、美味しさも抜群!
素材の『仙台長なす』そのものの美味しさもあるのでしょうが、漬物という調理方法とのマリアージュにより突き抜けた美味しさになるのかも!
『仙台長なす漬』の知名度はもっと上がっても良い筈!!
仙台の贈答品としての価値は確立しているのかもしれませんが、京都の千枚漬物や信州の野沢菜漬などに比べると知名度が劣るような気がするのでPOCHIは日々普及活動をしようと心に決めました!
今年の年末の贈り物は嘘偽りなく『仙台長なす漬』にすることを決定~!
宮城の名産品『仙台長なす漬』は普通の茄子の漬物にはない格別の美味しさがあるので、是非是非食べてみてくださ~い!
*購入商品*
ゆたかやの一夜漬 / 豊屋食品工業株式会社
*画像参考元*
岡田の仙台長なす漬本舗:ホームページ