こんにちは、海産物が主食のPOCHIです。だんだん涼しくなってきて『はらこ飯』のシーズンに突入ですね!
以前『はらこ飯おにぎり』の紹介記事を書きました。
その時はちょうど多忙と疲労で忘れていたのですが、POCHIが生まれて初めて『はらこ飯』を食べたのはお知り合いになった漁師さんが経営する民宿だったことを後から思い出しました!
その時に民宿を切り盛りされていた漁師の奥様がこう仰っていました。
『はらこ飯』って昔は、ごくごく庶民的な漁師飯だったから、お殿様献上用みたいな豪華な『はらこ飯』が「真のはらこ飯!」っていう取り上げ方を見ると何だか複雑なの。。。
おそらく、その第一印象が強くてPOCHIの中で「はらこ飯は特別なものではなく、宮城の庶民的な家庭料理」というイメージになっていたのだと思います。
本日、あらためて『はらこ飯』に思うことはルーツとなった庶民的な『はらこ飯』も良し!偉い方に敬意を込めて献上した豪華な『はらこ飯』も良し!という事です。
そんな気持ちで初めて『はらこ飯』を自分で作ってみましたので、本日はその件をお伝えしたいと思います。
『はらこ飯』作りスタート!
『はらこ飯』用の少量パックを購入してきました~!
いつも別で食べる白子も購入!
実はPOCHIは秋鮭の季節になると、白子は週3以上の頻度で食べています。湯引きにしてぽん酢で食べたり、バター炒めが美味しい♪
「はらこ」は、いち早く漬け込みます。
今回はお醤油だけで漬け込みました~!もっと丁寧な「はらこ漬け込みレシピ」はキッドさんがご紹介しておりますので興味がある方はご覧になってみてください↓
ここで急に白子も「はらこ飯」にのっけてみよう!と思い立つ。
ということで、「秋鮭白子煮付け」はらこ飯用を作ることにしました。
「白子」はいつもお値打ち価格なので「多少失敗しても、そのままパクパク食べてしまえ~!」と気楽に煮付けてみることに。
「秋鮭」は醤油1:みりん1で漬け込みました。
「はらこ飯のつゆ」も売っています。
「はらこ飯のつゆ」をわざわざ買わなくても「お醤油」と「みりん」1:1でOK!一緒に鮭のアラを炊き込むのが一番良いけど、無ければ「白だし」を少し加えると美味しくなるわよ。トッピングのイクラや鮭の味があるからご飯の方はあまり神経質にならなくても大丈夫!薄味の炊き込みご飯を炊く気持ちで作ると美味しく出来るわよ。
なるほど!そうなんですね。誰でも簡単に作れる家庭料理の秘訣って感じ!
それでは鮭を乗せてご飯を炊きます!
今回のように生のまま炊き込む場合と、煮込んだ「秋鮭」を炊き込む方法もあるということですので色々試してみても良いかも!
ごはんが炊き上がりましたので盛り付けます♪
ここで事件が!!
犯人は同居人のロンしかいない!!!こら~!ロン!
美味しく出来てたで~!確認と毒見をしといた~!
ったく~!!
それでは、気を取り直してすべてを盛り付けます♪
鮭入りご飯を盛り付けたら、白子の煮付けをのせて本日は海苔をトッピング。
実に美味しそう~♪贅沢ですね~。
では、いただきます!
初めての「白子のせはらこ飯」はどんな感じかな?
う~ん!白子いいです!鮭とはらこをさらに引き立てます!絶対、のせるべきです!より美味しくなります!
ただ、次回への課題を一つ。
今回、炊き込みご飯のお味に合わせて「白子」を煮付けたわけですが、お味よりも食感を重視した方が美味しくなるかもしれません。
こんな風にさっと炒めたり、さっと煮付けて出来る限り白子の柔らかさを出した方が断然、美味しいと思いました。
「白子のせはらこ飯」を漁師の奥様に報告してみました~!
『はらこ飯』に白子も合わせてみたら、もっと美味しかったです!
あら、POCHI発見したのね。美味しいでしょ?漁師の家庭では時々やっているのよ。
なんと!そうだったんですね♪
孫がこないだ「ばあちゃん、ジェンダーフリーの方が旨いね」なんて言ってたわ。
確かに、はらこと白子で『ジェンダーフリーはらこ飯』だ!(≧▽≦)
ジェンダーフリーとは
「従来の固定的な性別による役割分担にとらわれず、男女が平等に、自らの能力を生かして自由に行動・生活できること」と定義される。
引用元:Wikipedia
はらこに比べて白子はどうしても販売価格が安くなってしまうから「ジェンダーフリーはらこ飯」は漁師にとっては有難いのよ。
そうなんですね!広まった方が漁師さん達の為になるんですね!
今回の記事で『はらこ飯』について思ったこと
献上の際には豪華にしたというありそうでない逸話のある『はらこ飯』
お値打ち価格で販売されている「白子」を使うと違うものになってしまうかもしれないけれど、それも色々な人への愛がこもった新しい『はらこ飯』の形で悪くないのかな?と思いました。
漁師さんも歓迎の『ジェンダーフリーはらこ飯』も美味しいので作ってみませんか?
兎にも角にも、宮城の秋の美味しいモノ。ご馳走さまでした!