こんにちは、POCHIです。唐突ですが『伊達むらさき』という野菜をご存知ですか?
NPO法人「亘理山元まちおこし振興会」が栽培を始め、2013年から販売が始まった山元町で生産されている野菜です。
本日はその『伊達むらさき』の件をお伝えしようと思います。
『伊達むらさき』の本名は「金時草(きんじそう)」
本来は加賀野菜なのですが「亘理山元まちおこし振興会」にて『伊達むらさき』という名前で商標登録されています。
こんな風に「金時草」としても、農産物直売所などで販売されています。
葉物野菜じゃないみたいに美しい!
POCHIにはブーケに見えてしまいます。
素晴らしく高貴な紫色が素敵!
どちらが葉の表かわかりませんが、葉の片面が緑色で反対の片面が高貴な紫色なのです。生でいただくと食感は厚めのレタスみたいで、お味はお口に入れた一瞬、独特の風味があります。
ものすごくマニアックな例えで申し訳ないのですが、山菜であるタラの芽の葉のお味にとても似ているように思います。
普通に茹でて、おひたしなどにすると高貴な色合いは無くなります。
これでは『伊達むらさき』の魅力が半減してもったいない!
そして『伊達むらさき』の紫色は仙台に似合う素晴らしい紫色だ!
と謎のスイッチが入ってしまったPOCHIは、なんちゃってお家会席料理を決行することにしました~!
美味しくいただいたのは、同居人である俺やで~♪
折角ですので、宮城の名産品もふんだんに使ってお料理してみようと思いま~す!
それでは「なんちゃってお家会席」スタート!
前菜
伊達むらさき色に染めた喜多屋さん(大崎市)のお麩のメカブ和え、伊達むらさき添え。
鶏の旨味がしみたやらかい麩に、めかぶのネバネバが合うし、めかぶの食感がアクセントになって旨い!
椀物
伊達むらさきのお色を大事にしたしじみ汁、蔵王ゆば入り。
ビジュアル最高!しじみ出汁激旨!蔵王ゆばも喜んどる味がするわ~!
お刺身
伊達むらさきに合う色合いの三陸産かんぱちと宮城サーモンのお刺身、あしらいは伊達むらさき。
刺身はPOCHIの得意分野やし、めっちゃ旨い!個人的にベタな菊の花がお家っぽくて良い!
焼き物
焼きホヤ、富谷のブルーベリーと伊達むらさきで作ったソース仕立て。
おい!おい!おい!お洒落やないかい!しかも、お店の味や!
煮物
三陸エビの出汁巻き玉子と、濃い味付けで煮た大根の炊き合わせに「伊達むらさき煮」を添えて。
ええバランスの炊き合わせで最高!
おススメの一皿
香味野菜入り仙台味噌に漬け込んだ気仙沼産カツオのたたきと、野菜達の戯れ。
POCHI様~!敬語になるくらい激旨でございます。皮つきの長いもが、ええ仕事しとる!
止め椀
宮城の米粉と東松島の海苔を使った伊達むらさき色のすいとん汁、会津塗のお椀で。
海苔の味がめっちゃするし、濃いかつお出汁で味が引きしまっとる!
香の物
伊達むらさきの茎の塩漬け、丁寧にお出汁で辛みを抜いた南蛮のお漬物を添えて。
なんちゅう手間がかかった漬もん!?それだけに旨いわあ。
ごはん
ぬか漬けにした伊達むらさきを使った握り寿司。
これ、仙台駅で売れるやつちゃうか?旨いだけやなくて、見た目もめっちゃきれいやし。
デザート
伊達むらさきのジェラート、伊達むらさきのシロップ漬を添えて。
ついには、葉野菜をジェラートにしよったぞ!独特の香りが新しくて旨い!
おわりに。
伊達むらさきって良い野菜でしょ?きれいで美味しいし。
確かに『紫色』を生かさな、もったいない野菜やと思ったわ。めっちゃ旨かったで~、ご馳走さん!
実は、加賀野菜である『伊達むらさき』は寒暖差が大きい宮城県で栽培した方が、紫の色が濃くなるということなのです。
伊達政宗公の「水玉模様の陣羽織」のベースカラーでもある紫色の野菜は、絶対に宮城に御縁があるのだと思います!
見つけたら『伊達むらさき』色のお料理を楽しんでみてくださいね~!
*参考*
旬の食材百貨