ノスタルジック!静かで贅沢な空間の宿~鎌先温泉・ 時音の宿 湯主一條~【白石市】

おでかけ

こんにちは、はまみーです。今回は、白石市にある鎌先温泉「時音の宿 湯主一條」さんをご紹介します。母と宿泊してきました。

施設名:時音の宿 湯主一條
住所:白石市福岡蔵本鎌先一番48番地
電話:0224-26-2151
参考:ホームページ

白石駅、白石蔵王駅から送迎車が出ていて、そちらから約15分です。

私は車で向かいました。4号線仙台バイパスをずーっと南に向かい、途中で右折をしてまた一本道を進んでいくのですが、右折してから20分ほどかかります。

マイカーの場合は、宿より少々離れた場所に広々とした専用駐車場があります。到着時に電話をすれば送迎車が来てくれるということでしたが、私が着いた時にはすでに駐車場にいらっしゃいました。

恐ろしく急な坂道を登って到着です。雪の時大変そう!どうするのかと尋ねたら、温泉をかけて溶かすとのことでした。

 

一條さんはミシュランガイド宮城で3つ星、木造の本館が国の登録有形文化財となっており、お食事は個室で頂きます。

釘を一本として使用していないその佇まいは圧巻。

料理長が様々な賞を受賞していて、口コミランキングでも楽天トラベルの料理部門で、東北では一位だそうです(公式HPより)

創業600年!大正レトロな趣のある建物

鎌先温泉は周囲併せてたった5軒しかありません。その一番奥にあるのが「湯主一條」さん。

開湯約600年、室町時代からある歴史ある老舗旅館です。現在の当主で20代目だそうです!!

こちらはエントランスで、畳敷き。「湯主一條」さんにはフロントがありません。

 

夜にはバーになるという、こちらのラウンジに通され、記帳をします。右側に見えるのは、サイズ別に置いてある浴衣。+500円で、女性限定で可愛い、特別仕様の浴衣が借りられるということでしたよ。

ウエルカムドリンクの緑茶と、ずんだ餅。このお茶がとてもおいしかったと、母はずっと言っていました。

売店です。商品は仙台箪笥に並べられています。種類がちょっと少なめなので、がっつりお土産を買いたい方には、ちょっと物足りないかもしれません。母がそうでした(#^.^#)

左側に展示してある食器は売り物です。夜のバーの時には、ライトの照明をを落とすということでした。

こちらが夜です。戸が閉まっていて中は見えないようになっていましたが、入り口の照明がとても素敵でした。

 

二つの源泉、お風呂は3種類

「湯主一條」さんには、2つの源泉を有しています。入浴後は肌がつるつるになるといわれる『洞窟の湯』、そして約600年の歴史を感じさせる優しい泉質の『薬湯』です。24時間入浴が可能です。

『洞窟の湯』の「露天風呂付大浴場」に続く廊下。

露天風呂の夜はライトアップされ、大きなモミジが目の前に浮かび上がります。紅葉時はどんなにきれいなのかしら、と思いながら入浴していました。

こちらは『薬湯』の入り口。傷などが治るので薬の様なお湯という意味だそうです。お風呂から出た後も、しばらく身体がポカポカでした。

そんなに広いお風呂場ではありません。シャワーも3台しかないので、混んでいるときはちょっと大変かもしれませんね。

他に、有料で家族風呂があり、1日2組限定とのことです。

 

言葉に出来ない美味しさ!想像の上をいく料理

食事がとてもおいしいという口コミを見てはいましたが、これほどまでとは!こんなおいしい料理、食べたことないと母が泣いて喜んでいました。

夕食は懐石料理「森の晩餐」

チェックインの時に告げていた夕食の時間になると、お部屋に電話があり、係りの方が部屋まで迎えに来て案内してくれます。

食事場所は、個室料亭「匠庵(しょうあん)」。国の登録有形文化財となっている本館にあります。

本館のこちらの廊下を通り、食事の場所に行きます。

とても荘厳な雰囲気だったので、最初は緊張してしまいました。ですが、給仕の男性の方が柔和で、にこやかで素晴らしい神対応でしたので、より一層お料理がおいしく感じられました。

一度にすべてを出すのではなく、食事の進み具合を見ながら供されます。どこかにカメラでもついているのでは、と思う絶妙なタイミングで、食べ終わったら次の料理が運ばれてくるのです。

給仕の方は、料理の説明の時も、私たちの会話の腰を折らず、そして母の話もにこやかに聞いてくださいました。本当に心地よかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

目にも美しく、ボリュームもかなりあります。母はお腹いっぱいで、白米はキャンセルしていました。給仕の方から、おにぎりにしましょうか?と優しいお心遣いがありましたが、明日の朝もおいしい食事あるから、と断っていました(^^)

母は金目鯛のお作りに感激していました。私は仙台牛の黒毛和牛が、甘くて柔らかくて、とてもおいしかったです。

夕食の後は、外に出て本館の夜の写真を撮るつもりでいました。が、しかし!あまりにもお腹がいっぱいになりすぎて、何もしたくなくなってしまったのです。ベッドでゴロゴロしてテレビを見て眠ってしまいました。あー、今考えても、もったいないことした~。

洋食と和食と選べる朝食

朝食も夕食と同様、部屋までお迎えがあり、案内してくださいます。

 

回廊のところで撮影したので、合成写真のように面白く写っています。この写真お気に入りの一枚。

朝食は、「品数を楽しむ和食」「焼き立てパンの美味しい洋食」となっていました。

母は和食、私は洋食を選びました。確かに、和食の方は白石温麺や、しゃけ、玉子焼き、豆腐、煮物など、かなり品数がありましたね。ご飯は、おひつできますので、自分で好きな分量を食べられます。

私の洋食の方のお写真です。

 

 

 

お写真はありませんが、パンはトースト一枚にクロワッサンが二個ありました。冷めないように、ナプキンで包まれていました。

パンが冷めないうちに食べたかったので、朝食の写真は少なめです。クロワッサンがサクサクしていて激ウマ!バターもジャムも、全部つけて平らげてしまいました。

メロンがとにかく大好き。お品書きにはフルーツとしか書いていなかったので、メロンが出てめっちゃうれしかったです。

右上のコーヒーをご覧ください。コーヒーは花の形をしていますよね。

飲み進めていくと、ハートの形になります。おしゃれ~。こちらのコーヒーカップは、売店で売っていました。

最後に

建物はとても古いものですが、しっかりと掃除も行き届いていて、お部屋には無線LANもあり暖かく、快適に過ごせます。ですが、廊下はやはり寒いのは否めません。これからの季節は、暖かくして出かけたほうがいいですね。

今まで何度も改築や増築してきたのか、迷路のような造りになっています。これだけの古い建物を維持していくのは、かなりのご苦労があると思います。

古きを良しとして伝えてきた本来の伝統を垣間見ることが出来る、素晴らしいお宿でした。お世話になりました。

施設名:時音の宿 湯主一條
住所:白石市福岡蔵本鎌先一番48番地
電話:0224-26-2151
参考:ホームページ