【秋田おでかけ】男鹿半島に伝わる“なまはげ文化”を直に体験できる施設「なまはげ館」+「男鹿真山伝承館」

施設

青森県から秋田県へ移動し、前回ご紹介した男鹿水族館GAOへ行ったのですが

【秋田おでかけ】新エリアオープンのシロクマのいる水族館「男鹿水族館GAO」は雨の日でもたっぷり楽しめる施設でした♪

実はその前にケロ太はどうしても行きたくない…

けれども

ケロはどーーしても行きたい場所があり

なんとか説得して向かった場所がありました。

GWの旅、ラストを飾るのは

秋田県の観光といったらここは絶対はずせないスポット

今回はこちらをご紹介いたします!

なまはげ館

なまはげ館秋田県男鹿市のこちらにあります。

ちょっと生意気になってきた、最近5歳になったばかりの息子のケロ太。

…ここでちょっとなまはげさんの力を借りましょう

そういう魂胆です(笑)

こちらがなまはげ館

入館料はこのようになっています。

【なまはげ館 のみ入館料】

  • 550円(小中高生275円)
    (15名以上の団体 495円(小中高生220円))

【男鹿真山伝承館 共通入館料
※季節によって料金が異なります。

4~11月

  • 880円(小中高生550円)
    (15名様以上の団体 825円(小中高生440円))
    (30名様以上の団体 770円(小中高生330円))

12~3月

  • 1,100円(小中高生770円)

 

のちほど詳しく書きますが、隣接している男鹿真山伝承館との共通券がオススメですよ!

(むしろ男鹿真山伝承館がメインといっても過言ではないほど、こちらをぜひ体験してほしい!)

なまはげ館の館内は、

神秘のホール」という、ナマハゲの里である男鹿半島の自然や風習、ナマハゲに関する資料が展示されていたりする場所や、


(△ナマハゲという名前の小惑星があるんですって!知ってましたか?)


△大晦日のナマハゲ行事を紹介する映画を大スクリーンで上映している「伝承ホール」や、

現在、世界でただ一人ナマハゲ面彫師「石川千秋」さんによる、ナマハゲ面の手彫り作業の実演(週3~4日/不定期)も行われていたりします。

この日はちょうど実演されていて、実際の作業風景もみることができました。

面を持たせてもらったのですが、しっかりとした木材で意外と重量がありました!


手彫りで1からこれを彫ったなんて、やっぱり職人さんはスゴイですね!

他にも、本物のナマハゲの衣装を身につけることができる「なまはげ変身コーナー」などがありましたよ(^^)/

中でも、「なまはげ勢ぞろい」という部屋には

男鹿市の各地で実際に使われていた150枚を超えるナマハゲ面が勢ぞろい!

ただただ ビビるケロ太…(笑)

こうしてみると、ナマハゲそれぞれ大きさや色、かたちや表情など地区ごとに違うんですね~!

それに気づいて、ちょっとクスッと気持ちが落ち着いたケロ太…

でしたが!ここからが本番です( ̄▽ ̄)b

男鹿真山伝承館でのなまはげ習俗学習講座の時間になったので隣の建物へ移動です。

男鹿真山伝承館

なまはげ館の隣にあるこちらの古民家「男鹿真山伝承館」では、なまはげ習俗学習講座が行われています。

そもそもナマハゲ行事とは…

ナマハゲ行事は毎年、大晦日の晩に男鹿半島のほぼ全域で行われます。ナマハゲは真山・本山に鎮座する神々の使者と信じられており、年に一度各家庭を巡り、悪事に訓戒を与え、厄災を祓い、豊作・豊漁・吉事をもたらす来訪神として「怠け者はいねが。泣く子はいねが」と練り歩く、古くから伝統を受け継ぐ民俗行事です。

昭和53年に「男鹿のナマハゲ」の名称で国重要無形民俗文化財に指定、また2018年にユネスコ無形文化遺産「来訪神:仮面・仮装の神々」のひとつとして登録されています。

なまはげ館HPより)

ナマハゲってではなく、神様の使者なんですよ!

だから、ケロ太も怖がることないのに( ̄▽ ̄)b
(←怖がらせるために連れてきたくせにw)

この大晦日に行われるナマハゲ行事について解説してくださり、

その後実際に、大晦日に行われるナマハゲ行事を忠実に再現してくださるのが 男鹿真山伝承館 の、「なまはげ習俗学習講座」なんです!

ぜひとも本番の様子を体感してみたい!(させたい!!w)

前の回の方たちが出てきてから、中へ案内されます。

靴を脱いで家の中へ…

中は囲炉裏で火が焚かれていて、香りからも昔ながらの雰囲気を感じることができますよ!

▽入った順番に奥の座敷に座っていきます。

人数がこんなにいなければ、本当にお客さんとしてこの家に訪ねてきたようなそんな感じです。

座り終えると扉が閉められ、

この家の主人役のかたが、ナマハゲ行事について軽く解説してくださった後…

いよいよスタート!

世間話をしながら、「先立(さきだち)」という役目のかたが、家の主人にナマハゲを入れても良いかを事前に確認するところから始まります。

そしていよいよ登場~!!

大人もなかなかビックリしています(笑)

ちびっこたちは泣く子から、ひきつった笑顔の子、必死に泣くのを我慢する子、固まる子…それぞれ(;´∀`)

ちなみにケロ太は泣くかと思いきや、ケロ夫にしがみついて固まっておりました(笑)

ここから、なまはげさんへのおもてなしや、この家の御主人とのやりとりがあり

ナマハゲさんは、その家の子供達が病気や怪我などせずに幸福になれるようシコを踏んで次の家へ向かう…という流れ。

最後にナマハゲさんに頭を撫でられ、さらに固まるケロ太(笑)

どこの家でもあるようなクスッと笑えるネタもあったりして、ものすごく見ごたえのある講座でしたよ(^^)/

なまはげさんから落ちた藁お守りになり、長いものを子供の頭に巻くと賢くなるらしく…

しっかりと巻いておきました(笑)

だーーーいぶ ケロ太さん、沁みたようで

そんなことしたら、ナマハゲのメモ帳にチェックされるぞ~?

よほど怖かったのか、これだけでピシッとなっちゃうケロ太…(゚∀゚)

生意気とはいってもまだまだ子供だな

こんな風になまはげを使う親の方が、なまはげのメモ帳にチェックされそうですが(笑)

ものすごく貴重な体験をさせてもらいました(^^)/

なまはげ館のスクリーンでも、ナマハゲ行事の様子をみることができますが、
実際に目の前で体験できる男鹿真山伝承館はとってもオススメの施設ですよ!

秋田県沿岸部の旅にいらした際は、ぜひ行ってみてくださいね(^^)/

施設情報

  • 名前:なまはげ館
  • 住所:秋田県男鹿市北浦真山字水喰沢
  • 電話番号:0185-22-5050
  • 休館日:年中無休
  • 開館時間:8:30~17:00

入館料や、男鹿真山伝承館の開講時間予約の空き状況など、なまはげ館のHPで確認することができますので、詳しくはこちらをご覧ください】