【利久は違う店名になっていた?】榴岡天満宮も関係!歴史と仙台ビックリ逸話~利久/南蛮味噌~

グルメ

こんにちは、歴史が苦手なPOCHIです。
そんな歴史が苦手なPOCHIでも、仙台にまつわるたいへん面白い歴史的なお話がありまして「これなら歴史が苦手な方でも面白いのでは?」と思ったのでご紹介したいと思います。

きっかけは、利久の南蛮味噌

宮城県内なら、色々なところで販売されている『利久の南蛮味噌』。牛タンにも欠かせないし、ごはんにも美味しい!

お味の説明としては、辛み強めで甘み無しのPOCHIにはドンピシャの南蛮味噌です。

 

そんな有名南蛮味噌を見てPOCHIが思ったことは「牛タンは空海で、南蛮味噌は最澄だな」と。

実は、歴史学のプロが仲間内にいて、他愛無い会話の中で教えてもらったことが影響しています。

具体化と拡大志向の空海

牛タンの『利久』がどんどん店舗を増やしていく感じと似ているし、お皿の上でも主張が強い牛タンが空海っぽいなあという印象。

 

抽象化と自己悟り志向の最澄


店舗拡大への影響こそ感じられないものの、牛タンの添え物として、一般家庭にいつもある食材として、主張しないのに関係する裾野を限りなく広げている感じはまさに最澄。

ここまでは、POCHIが歴史プロから聞いたことを受けた勝手な印象からのお話なのですが、この最澄と空海、仙台の名店『牛タンの利久』と無縁である人物達ではないのです。

『利久』の店名の由来

株式会社利久の社長さんのインタビュー記事をご参照ください。

何も特別なことはありません。創業当時、たまたま「千利休」の映画が放映されていたのがきっかけでした。「千利休」の生涯に感銘を受け、また、私の名前の「利」の一文字も入っていたこともあり、「利休」という社名にしようと思いました。そして、「休」の字を永久の「久」の字に変え、「利久」という社名にいたしました。

引用元:七十七ビジネス振興財団ビジネス大賞情報 2012年春季号(No.57)2012.4.16 7

つまり『利久』は千利休がいなければ違う店名になっていた可能性があるのです。利久の社長さんが「お笑いの吉本」の坂田利夫さんに感銘していらしたら『牛タンの利夫』になっていたかも!!

 

しかも、「千利休の茶の湯の根源」は空海と最澄の可能性が大!

804年、空海と最澄は遣唐使として唐に渡っていますが、その際にお茶の知識の本お茶を日本に持ち帰っています。

しかし、当時の日本は戦乱状態でお茶文化が浸透していく余裕がなかったということです。それでも、お茶の知識の本はその後の茶の湯の世界に何がしかの影響をもたらした可能性大です。

茶の湯の世界がなければ『千利休』が歴史に名を残さなかったかもしれません。

 

千利休が有名になったきっかけが『北野大茶湯』

北野大茶湯』が開かれたのが京都の北野天満宮。

つまり、菅原道真公が御祭神。

 


画像の引用元:榴岡天満宮のホームページ

榴岡天満宮も同じ菅原道真公が御祭神です。

 

菅原道真公と空海と最澄も関係有り!

804年の遣唐使のメンバーには、菅原道真公のおじいさまも参加していたのです。

 

千利休が最期の覚悟を決めたと思われる頃に詠んだ和歌

利休めはとかく果報のものぞかし
菅丞相になるとおもヘバ

菅丞相とは菅原道真公のことです。千利休が亡くなったのが1591年。菅原道真公が亡くなったのが903年。688年も前に亡くなった偉人のことを詠むという事実はとても不思議に感じられます。

 

荒天という共通点

千利休が亡くなった1591年の2月28日は、菅原道真公が亡くなった時のようにとても荒れた天候だということも2人の縁を物語っているように思います。

 

まとめ

牛タンの『利久』はおもてなしや一期一会に重きを置く、千利休の世界が大きく影響しているのは確かなことだと思います。

その千利休が最期に思いを馳せたのが菅原道真公。

千利休が飛躍の人生を送るきっかけになった茶の湯の根源かもしれないのが「お茶の知識の本」。

 

お茶の知識の本」を持ち帰ったのがチーム遣唐使804年。そこに菅原道真公のおじいさまがおられたことはその後の様々なご縁に関係しているのでは?と感じてしまいました。

その証拠に『利久』は仙台にあり、榴岡天満宮も仙台にあります。

確かに天満宮は全国にたくさんありますが利休や利久という千利休の名前にちなんだ企業の中では牛タンの『利久』がダントツのトップクラス企業です

空海も最澄も菅原道真公も勿論、千利休も仙台の『利久』にパワーを注いているのではないか?と思いました。

歴史上の事実以外は、歴史が苦手なPOCHIがワクワクしながら思い描いた勝手な世界ですので、ご了承ください。

とにかく『利久の南蛮味噌』は美味しいので、チーム遣唐使804年と菅原道真公、そして千利休ゆかりの名物だと楽しんで日々、いただくことといたします!

 

*参考*

牛タン炭焼き利久:オフィシャルウェブサイト