ミシュランガイド東京2019掲載店。餃子マニアの味を仙台で!【青葉区中央】~髙橋と餃子~

グルメ


まんずぎょうざがんめぇごどぉ♪

餃子が食べたい!
欲望は突然沸いてくる。
その日の私は昼から餃子気分、どうしても餃子が食べたくて食べたくて仕方がなかった。国分町のおゆきか文化横丁の八仙に行こうかと思ったが、仙台駅を根城にしている私にとっては少し遠い。できればもっと近くでサクッと食べて帰りたい。
そう考えてふっと思い出した。2019年7月、青葉区中央にオープンした「髙橋と餃子」オープン時は大層人気でいつ伺っても入れなく断れていた餃子屋があったではないか。
オープンから3ヵ月経つし、そろそろ予約なしで入れるのでは……
そんな私の予想は的中した。
かくして初めて髙橋と餃子の暖簾をくぐったのだ。



店名:髙橋と餃子
住所:仙台市青葉区中央2-6-36 中央レントビル B1F
電話番号:022-738-8368
営業時間:17:00~23:30
定休日:日曜日
参考:webサイト

1人と告げると受け付けてくれた店員が一度奥へ引っ込みなにやら他の店員と相談を始めた。私はこの間が非常に苦手だ。特に席が空いているのが見えているいる状態でこういう事をされると途端に萎える。
じゃあいいやと帰ろうとしたら大丈夫です!と力強く引き止められた。だったら最初からスムーズに案内してほしい。

店内は中央に長机が2台。それを取り囲むようにして2人掛け、そして奥に4人掛けという配置だった。この日は余裕があったが、満席だと身動きままならなくなるであろう狭さだ。

飲み物メニュー。

生ビールか青島ビールにしようか悩んで生にした。これが後々会計に大きな影響を及ぼす。

食べ物メニュー。

とりあえず焼き餃子はマスト。水餃子は4種類あってどれにしようか悩んだが、初なので海老にした。イチオシのチャーシューや棒棒鶏が気になったが餃子2種類でお腹いっぱいになる事も予想されるので、軽く野菜のおつまみを頼む事にする。

いつもならばトマト一択なのだが、外国のバリバリピーマンというネーミングに惹かれてピーマンを。優柔不断な私にしては即決めることができた。

餃子はオーダーを受けてから作るので時間がかかる旨説明される、メニューにも書いてあるので余程尋ねられるのであろう。

生ビールはキリン。
テーブルの天板の作りに段差があってか、ジョッキが置かれるもガタガタ。また店員の置き方があまりにも粗雑で歓迎されていないのかと思わず考えてしまった。もう少し丁寧に置いても罰は当たらないと思う。

そしてお通しのザーサイ
程よいピリ辛具合でボリボリの食感が小気味よい。店員からは何も言われなかったがおかわり自由らしい。ザーサイの美味さに舌鼓を打っているとピーマンが来た。

……ピーマン?

!!?
確かにどこからどう見てもピーマンだが、想像とかなり違う。

思わず裏返してしまったが、ピーマンはピーマンである。

まさかこんな形でくるとは……複数人でシェアしようぜとか思って注文してこれが来たら目が点になるな、と思いつつどうやって食べようか思案する。
思案したが、最終的にはかぶりつくしかないという結論に至った。生野菜のバリっとした新鮮な音を立ててピーマンを咀嚼する。確かにバリバリだ。野菜特融の青さが美味しく、ピーマンの苦みは少なめ。フルーティとまではいかないが油のこってりに対しては非常に有効なおつまみだ。

ザーサイをポリポリ、ピーマンをバリバリすること15分、ようやくメインの餃子がやってきた。

焼き餃子4個。

四角い……
パリパリな羽を見るとどんなフライパンで焼いているのか、すぐに想像がつきそうな形をしているのが面白い。

餃子はそこまで大きくなく、女子でも二口でぺろりといけそうだ。箸を入れると羽がパリッと良い音を出す。良い色の焼き加減が食欲をそそる。
味がついているそうなので、初めの1つはそのままでいただく。

パリっと焼かれた皮は厚めでもちもち具合がすごい。そこに詰まった餡から肉汁がふわぁと流れ出てくる。香味は控えめ、明日の事を気にする必要はなさそうだ。
美味しいのだが皮が少しもったい。じっくりと咀嚼して味わうタイプの餃子だ。
できれば一口で食べてもっちりとした皮と溢れる旨味で口腔を満たして幸せに浸りたい。でかい口が欲しい。

水餃子海老4個。

中の海老がぷりっぷりで存在感がある。こちらも肉汁がふわりと流れ出てきて厚めの皮を伝う。生姜がついてくるのでそれを付けて食べても美味しいが、個人的にはそのままが好きだ。

卓上の調味料は醤油、酢、特製の辣油のみ。胡椒が見つからないので流行りの酢胡椒はできないようだ。辣油は辛いというよりは風味が豊かで美味しいので辛いのが苦手な方にも試してほしい。

説明された通り、餃子は注文してからの手作り。入り口すぐ横が厨房なので見ながらの飲食も可能。皮を伸ばしたり餡を詰めたり、流れるような作業を見ているのは面白い。ただ店内との仕切り板が低くて神経質な人はちょっと気になるかもしれない。

お会計はテーブルで。予想よりもかなり低い金額で、間違っているんじゃあないかとレシートを確認したらビールと餃子が半額になっていた。

なんでやねん
店員さんを呼んで尋ねると、なんでも18時30分までは餃子とメニューに印がついたものは半額での提供になるらしい。ビールで印がついているのは生だけ、もし飲み物を青島ビールにしていたら半額にはならなかった。嬉しいサプライズだ。

しかしそれを含めて、サービスに関しては厳しい印象を持った。席の案内から始まり物の置き方や下げ方、お通しについてや半額のサービス等、何一つ口頭での案内は無い。餃子が美味しかった分、残念に思う。

もしかして新人の店員だったのかなぁ
何はともあれ頃合いを見て再訪したい。
次は揚げ餃子も食べるぞ!



店名:髙橋と餃子
住所:仙台市青葉区中央2-6-36 中央レントビル B1F
電話番号:022-738-8368
営業時間:17:00~23:30
定休日:日曜日
参考:webサイト